さてここは酒とおしろいと麝香(じゃこう)の香りに満ちたステキな妓生房。
イ・オバンが妓生を「解語の花」と呼ぶ由来なぞを披露して盛り上がってますが、
つい世子と呼ばれたり王座の話をふられるのに世子(譲寧大君)がいきなり激怒。
宮殿の話題は今後一切するな!酒がまずくなる!と強い語調で言い渡しました。
領議政イ・ファ(義安君)、マ・チョンモク、シム・オン、メン・サソンらが
まだミン兄弟の処分について論じています。(シム・オンの運命を思うと皮肉)
世子妃父キム・アルロを責めるように質問した領議政が皆から非難されてます。
かつては外戚として富貴栄華を誇り客人であふれかえっていたミン家ですが
今では府院君ミン・ジェを見舞う老大監ハ・リュンの姿があるだけでした。
王妃が何かやらかして流刑中の弟を死なせるはめにならなければいいが・・・と
“気が強くてある意味殿下とそっくり”な娘の行動をミン・ジェが案じています。
その王妃(元敬王后)はキム尚宮の反対を無視して下の弟を宮殿に呼びました。
世子の無断外出が明らかになった宮殿では、太宗が大・噴・火!して大騒ぎ。
内禁衛将(チョン執事)を叱り付け「門番たちを罰せよ!」と言い出しています。
外出を知った王妃は「息が詰まるのね。でも耐えて王座についてくれなくては」。
どんちゃん騒ぎを楽しんだ世子が宮殿に戻ってきたのは、夜明けも近い頃でした。
非常警戒命令がしかれる中、塀を乗り越えると、すぐに内禁衛に見つかります。
「叔父上の流刑への民心を知りたかった、今でも私には理由がわかりません」。
そう言って太宗を激怒させても、世子にはどこ吹く風でまったく堪えていません。
一国の世子が酒に逃げてどうする?強くあれ!時には非情にならねばならぬ!と
太宗は王の心構えを説いた後、内官ノ・ブンと各門の門番長に厳罰を命じました。
その後、上王殿からの帰りに東宮殿をのぞいた太宗は、ある光景を見てムカーッ!
叱られたばかりの世子が、真っ昼間だというのに酒膳を運ばせていたからです!
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