どうなのか?原因はわかったか?と太宗が父・太祖の症状を典医に聞いています。
どう考えても老衰でしょ~と思っていたら、典医いわく「中風の再発」だそう。
治すためなら何でもする!と太宗は僧侶を宮殿に呼んで父の回復を祈らせました。
“抑仏”が方針だがこれは国ではなく家の問題だと仏教儀式の言い訳をしてます。
すぐに都へ戻れると思っていたミン兄弟は、遠地へ移されると聞いて文句ブーブー。
そのミン兄弟追放政権の領議政イ・ファが「一段落しましたし」と辞職を願うと、
将棋にも囲碁にも飽きて退屈しまくりのチョ・ヨンムにお呼びがかかって大歓喜。
ところが領議政を望まれたハ・リュンは浮かない顔で都承旨ファン・ヒに話します。
「ミン兄弟の流刑はやりすぎ。全てを殿下が決めているのに私にすることはない」
「つまらぬ争い(外戚潰し)に精を出さず領土を広げるほうがよほどいい・・・」
明へ向かう世子(譲寧大君)が広大な遼東平野を通りながらつぶやいています。
その意見にイ・ジソンだけが同調するも、イ・チョヌたちは「とんでもない!」。
叔父上(ミン兄弟)の件は父上に同調しただけでしょ?と世子が突っ込みます。
明で永楽帝と謁見した世子は「牛や馬を強奪するのはやめてほしい」ときっぱり。
ムカついた皇帝は“十族を処分されても自分に従わなかった方孝孺”の話を披露。
牛の解体じゃあるまいしとシラッと答えた世子を永楽帝はお気に召したもよう。
わしゃ朝鮮だいすき♪だから遼東にまで出迎えを送ったんだぞー♪と笑いました。
一説によると永楽帝の母親は貢物として献上された高麗の女性ともされており、
そんな彼は2万2937冊にものぼる世界初の百科事典『永楽大典』を作らせたとか。
忠寧が婚礼を挙げる姿をぜひ見たい・・・と病床の太祖が太宗に頼みました。
今回も中宮殿はお相手選びの蚊帳の外。王妃(元敬王后)がまたまた憤慨します。
功臣(シム・ドクプ)の家系だがシム・オンの娘がよいと官僚が提案しました。
この未来の昭憲王后の役の方は、「女人天下」の敬嬪の役の方と同姓同名ですね。
こうして忠寧大君とシム氏の婚礼が急いで整えられ、儀式がとりおこなわれます。
伏したままの太祖は、結婚した孫が挨拶にくるのを待ちながら、気を失いました。
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