ミン兄弟の処分、新しい側室、神徳王后の墓のことなどを責める世子を思い出し、
すべては世子のためだというのに・・・!と反抗的な世子のことを憤る太宗が、
ふと何かを思いつくとミン・ムヒュルとムフェを呼んでやさし~く声をかけます。
「余を恨んでいない?それはよかった♪世子や王妃を気遣ってやってくれ♪」。
あの人にも良心のかけらがあるのね・・・と忌々しそうな王妃(元敬王后)です。
決して油断しないでくださいと世子(譲寧大君)は素直に喜ぶ叔父に言い聞かせ、
自分が世子の座を降りることだけが叔父上を生かす道だ・・・と話しました。
さてここは領議政ハ・リュンを責任者として学者たちが史書の編纂を行う一室。
通りがかったイ・スクポンが入室して、全部ありのままに書くの?と問います。
高麗を倒したことも世子バンソクを始末したことも事実のまま記すしかない、
そもそも編纂中の史書を王は見れない掟がある・・・と答えるハ・リュンでした。
「世子様の教育はあまり焦らずに・・・若い頃は殿下も同じでしたでしょう?」。
イ・スクポンになだめられた太宗が、今度世子と狩りにでも行こうかと頷きます。
その世子は、世子妃キム氏のご懐妊を知ってとってもうれしそう!なのですが、
私と同じ人生を辿らせたくないから男の子でないほうがいいとつぶやきました。
世子様のおそばにいたいのです!どうか私を宮殿で暮らさせてください!と
ずうずうしく懇願する妓生ポン・ジリョンに太宗は絹10疋を与えて漢陽から追放。
イ・オバンとク・ジョンスは百叩き。世子が通る門の守衛の首がはねられました。
太宗12年、使臣たちをもてなす殿閣「慶会楼(キョンフェル)」が完成しました。
その扁額の書き手として、神の筆と称えられる世子様を!と臣下たちが願います。
ただの噂だろ?社交辞令だよな?と初耳な太宗は世子の筆の腕に半信半疑ですが、
目の前で世子に書かせてみたらとても見事だったので、身を乗り出して大歓喜♪
手が震えてしまう・・・とオロオロしながらその書を持ち、滑稽なほど褒めます。
スポンサード リンク