亀山寺の大師が、高麗王族ワン氏の娘ソンとの結婚をコクセにすすめますが、
「お嬢様のためなら炎にも飛び込めますが奉公人にはなれても夫婦にはなれない」。
もう一回二人で話してみたら?と大師がごり押しするも、ソンの姿が見えません。
ワン氏の残党を探す役人に見つかり、巡軍獄(スングンオク)へ連行されたのです。
厳しい罰を与えられてもソンは口を割らず、ボロボロになって釈放されました。
家の前で倒れていたソンを抱きかかえたコクセを、尾行していた役人が捕らえます。
太祖が30年の付き合いのトン・ドゥラン将軍に自分と同じイ姓を与えました。
イ・ジラン(李之蘭)という新しい名前をもらって感激の涙をこぼします。
太祖五男のバンウォンは、チョン・ドジョン、ナム・ウン、チョ・ジュンを呼び、
イ・セク(韓山君)が太祖の前で無礼を働いた件で怒鳴りまくっています。
エラそうに叱り付けているのが一応王子なので言い合いにはなりませんが、
帰り際にチョ・ジュンが「言動を慎んだほうがよい」とバンウォンに助言しました。
この叱り付け事件はすぐさま王妃(神徳王后)に伝わり、太祖にもチクられます。
イ・ジランが何気にかばっていますが、太祖はバンウォンに腹を立てています。
イ・スッポンはあまりお勉強ができないようで、書物を読むのに四苦八苦。
バンウォンの使用人パウに読み方と意味を懇切丁寧に教えてもらいます。
ところがパウのあまりの物知りっぷりに、イ・スッポンが疑いを抱きました。
「使用人のくせに怪しい!『大学』が読めるって言ったよな?もしや密偵?」。
騒ぎを聞きつけたバンウォン夫人ミン氏がパウに父親のことを問い詰めると、
トゥグ(得雨)という名前で官職にはついていないと答えました。
パウはワケありですが密偵ではないらしく、泣きながら潔白を訴えます。
(このパウを演じているのは「チャングム」の内侍府長さんです。若いです!!)
開京に財を築いた重臣たちが居を移したがらないのを承知で遷都を急ぐ太祖。
太祖2年(1393年)1月2日、運気にすぐれた場所を首都に定めるために
クォン・ジュンファを胎室証考使(テシルジュンゴサ)に任命しました。
全羅道の珍同県は南すぎるよね?ってことで、楊広道の鶏龍山が有力候補に決定。
視察に行った太祖は、山の生命力がみなぎっている・・・!と気に入りました。
都では、風水に詳しいハ・リュン様にも聞いてみては?とミン氏が父に推薦中です。
2月15日、鶏龍山の中腹で重臣たちと地勢を見る太祖に、あるしらせが届きました。
芸文館学士のハン・サンジルが明から帰国し、国号が朝鮮に決まったというのです。
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