ファンジニ第23話「天下の名妓」
ミョンウォル(チニ)を抱きかかえてメヒャンの教坊に駆け込むキム・ジョンハン。
すぐに医官が呼ばれるも、ミョンウォルはおなかの子を流産していました。
愕然とするキム・ジョンハンをピョクケス(今やすっかりいい人)がなぐさめます。
都へ行きたがる病気のヒョングムをタンシムが止め、息子&トクパルと一緒に都へ。
ミョンウォルはタンシムの息子を抱きたがり、小さな手を愛おしそうに撫でます。
せっかく都に来たので息子をつれてピョクケスの家の前まで行ったタンシム。
ばったり会ったピョクケスは、お前さえよければ息子を引き取ろうと申し出ました。
「でもお前の身請けまではできない、次からはお前に真心をくれる男を愛せ・・・」。
かつて二人が暮らした家にミョンウォルがキム・ジョンハンを呼び出します。
「やさしくて思慮深い子だから、結ばれない両親のためにこの世を去ったのです」。
キム・ジョンハンの笛とミョンウォルのコムンゴ。合奏を最後に別れる二人でした。
妓生に戻ったミョンウォルは、寝るヒマもないほどの売れっ子ナンバーワンに。
プヨンは素直にそれを認め、もう罠にハメようともせず、ただふてくされるだけ。
ある夜、眠れないミョンウォルがお酒を飲んでいると、現れたプヨンに話します。
「愛する人も子供も失って戻ったけど、何のために妓生をやっているのかしら。
コムンゴの音を3つも飛ばしたのに、何もわからない客は褒めちぎるのよ・・・」。
頂点かどん底かしかないのが妓生・・・とプヨンを傍観していたメヒャン行首が、
負けるにしても正々堂々と戦ってからあきらめろ!とプヨンに言い渡しました。
ってことで、半年後にフリー課題で女楽の行首の座をかけた競演をおこなうことに。
審査員にあたるのは、王様や両班でなく、全国の行首と優秀な妓生たちです。
鳴鼓舞(ミョンゴム)と鶴の舞を組み合わせたらどうかしら?とプヨンは考え、
ミョンウォルは白紙の舞譜を見つめながら天国のペンム行首に話しかけます。
妓生の舞を見て感動した幼いころの自分を思い出したミョンウォルは、
舞を知らない人を感動させなければ意味がないわ!と市場で踊り始めました。
一般ピープルがうっとりと見つめる中、高名なファダム先生(希楽堂!)だけが、
ヘンッ!どんなすごい女かと思いきやただの娼妓じゃないか!とこきおろします。
はたと気づいたミョンウォルは、今度は地味ファッションにお面をかぶって再挑戦。
ところが着飾っていないミョンウォルの舞には誰一人注目してくれませんでした。
(というより、ミョンウォルの舞よりもデカすぎるお面のほうが気になります!)
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