トッポ僧侶が朝廷への憤りをユン・ウィリプに怒鳴りまくっていますが、
隠居しているユン・ウィリプに向かってそんなに怒らなくても・・・と思います。
その後、ユン家を出て歩いていたトッポ僧侶とユ・ウンが、ある女性を助けました。
イム・ギョンオプが都にいない隙にと、妓生ウォルヒがまた狙われていたのです。
トッポ僧侶はウォルヒを「良縁も財物にも縁がない。邪気が漂っている」と評し、
イム将軍なら助けてくれるよ♪と一緒に全羅道へ行って二人を再会させました。
ウォルヒは父親が病気になって落ちぶれたけど実はソ氏という両班の孫だそうです。
そしてトッポ僧侶はイム将軍に仕えさせるためにユ・ウンを置いて帰ります。
トッポ僧侶を通じて受け取った昌州山城の明の将軍ソ・ゴシンからの書状を
吏曹参判チェ・ミョンギル(遅川)が朝廷に見せるも、大臣たちはチラ見する程度。
あいつらが3万の兵と食糧を用意できるわけないだろ!と馬鹿にしきっています。
そなたはオランケと呼ばずに後金と呼ぶけどそれって光海君の考えだよなー?
あいつらのことで口論することさえ恥ずかしい!とチェ・ミョンギルも責められます。
とりあえず形だけは対応して誠意を見せておこうかねーと朝廷が下した結論は、
龍骨山城(ヨンゴルサンソン)を守っとけと龍川府使に指示を出しただけでした。
3万の大軍を用意した後金のホンタイジはその指揮をアミタスという男に任せつつ、
朝鮮に入ったら都元帥カン・ホンリプに意見を仰げと命じて出陣させました。
ハン・ユンとイイ仲になっているユン・インバル側妻ソヒャンが名残り惜しそう♪
一方の朝鮮では、危機感を持っているらしい将軍ナム・イフンが各地をまわり、
将軍たちを励ましていました。(冬は鴨緑江が凍るので国境越えが簡単だそうです)
こうして仁祖5年(1627年)1月13日に起こったのが、丁卯胡乱(ていぼうこらん)。
満月の前に狩りをするという義州の習慣を利用して、ハン・ユンらが猟師に扮し、
城門をやすやすと開けさせ、門番を仕留め、民家を燃やしたのを合図に大軍が突入。
妓生房で飲んで戻った義州府尹イ・ワンと判官チェ・モンリャンが捕らえられます。
9年ぶりに帰国した都元帥カン・ホンリプを、謀反者扱いして責めまくるチェ判官。
ひとえに国のためにしたことだ!とパク・ナニョンが憤り、チェ判官を斬りました。
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