ちょっぴりシリアスな冒頭は1453年癸酉靖難(ケユジョンナン)の夜のシーンです。
父キム・ジョンソが首陽大君の手下に斬られるのを見つめているのは、キム・スンユ。
愛したイ・セリョンの姿が脳裏を駆け巡り、話はそのまま1年前へとさかのぼります。
馬に乗ろうとしているお転婆なイ・セリョンや弟の桃源君(仁粹大妃の夫)が登場。
父の首陽大君(後の世祖)と母のユン氏(後の貞熹王后)も出てきましたよ~。
首陽大君はキム・ジョンソの屋敷に両家の縁談を申し入れる書状を送っており、
安平大君らが文宗子供の婚姻を進言して「王室の問題」「礼曹っしょ?」と揉めると
すかさずキム・ジョンソ側に歩み寄ってみせ、後日みずから説得にも行きます。
「どちらか一方しか生き残れないなら手を組んで子供たちを守りましょうや!」と。
縁談相手のキム・スンユは、成均館の学者で宗学(チョンハク)の直講(チッカン)。
ですが相当の遊び人らしく、妓生房で朝寝坊してキスマークをつけてご出勤でーす。
文宗の娘・敬恵(キョンヘ)公主は、講義してくれる先生にわざと御簾を超えさせ、
自分の美貌を見せてドギマギさせて楽しんでいます。(国で一番のお嬢ですから)
で、敬恵公主のウォークインクローゼットがSATC顔負けのすごさなんですけど!
王族女子のセリョンは敬恵公主と従姉妹(父親どうしが兄弟)なので親交があり、
敬恵公主の新しい先生が自分と結婚するかもしれないキム・スンユと知ると、
公主のふりをして御簾ごしに講義を受けながら、落馬して打撲した脚をナデナデ~。
御簾をあげるなと言われていたのにキム・スンユは御簾を上げて公主を直視し、
口が達者な二人がお互いにやり込めあうという出会いを果たしちゃいました。
イ・セリョンが講義を受ける間、敬恵公主は輿に乗ってこっそり市場へお散歩。
借金とりから逃げるチョン・ジョンが偶然見かけた公主にひと目ぼれ♪しました。
チョン・ジョンとシン・ミョン(シン・スクチュ息子)とキム・スンユは友達です。
ある日キム・スンユがチョン・ジョンと歩いていると、馬に乗ったセリョンを目撃。
やがてセリョンの馬が暴走したのを見たスンユが追いかけて、危機一髪で救います。
時の王である文宗は、弟の首陽大君と談笑しながらも、内心では超警戒モード。
さりげな~く世子の将来のことを頼みながらも、自分の病気は隠し通しており、
政敵(キム・ジョンソと首陽大君)同士の書状のやりとりを知るとさらに疑います。
しかし首陽大君は医官とツーツーで、文宗の病状や会話の内容は筒抜けでした。
文宗のほうは、敬恵公主に講義しているキム・スンユの人となりをチェックした後、
「右議政の息子キム・スンユを敬恵公主の婿に迎える!」と超いきなり発表します。
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