慶熙(キョンヒ)宮へ移った英祖が、さっそく世孫サンに会いたがりました。
世孫にふさわしい威厳ある行列を英祖は望み、慶熙宮への沿道には民が集まります。
温陽への父上の行列はさびしいものだったのに・・・と世孫の心はフクザツですが、
礼儀正しく賢い世孫(思悼世子とちがって)に英祖はとても満足しています。
世子が挙兵するかも?と疑っている英祖は世子の行列に兵士を与えませんでした。
側近チョ・ユジンとオム・フンボクの報告で父王の疑いを悟った世子は大ショック。
全てを捨てて理想郷(智異山の青鶴洞)に旅立とうとして皆に止められます。
旅先での世子の行動を探らせた英祖は「は?イ・スンシンの墓参り?」状態です。
温陽から宮殿に戻った世子が、世孫と英祖の勉強会の記録を読みたがりました。
世子妃(恵嬪ホン氏)は夫が傷つくような箇所を分承旨に消させるとともに、
殿下が父上を中傷したことは黙っているのよ・・・!と息子サンに言い聞かせます。
しかし世子は真実に気づいており、口をつぐんだ世孫を思わずビンタした上、
なぜ私を産んだのですか?東宮なんてうんざりです!と暎嬪イ氏を責めました。
「母上にも責任があります!母上は欲がなさすぎ!父上の顔色をうかがいすぎ!」。
白ハチマキをして寝込んだ暎嬪イ氏に娘の和緩(ファワン)翁主が説きます。
いつ世子を降格させるべき?世孫が14歳になったら?外戚は?と考えていた英祖は、
恵嬪父ホン・ボンハンに力を与えて王妃(貞純王后)一族を抑えさせようと決めます。
さて、淑儀ムン氏の娘二人はすくすくと意地悪ガールに育っているようです。
『女四書(ヨサソ)』を読みなさいと翁主二人に言い聞かせた淑儀は、
世子が近ごろ尼寺に入り浸っているという面白い噂を聞くとほくそ笑みました。
やがて街にはニセ世子を名乗る男が出没し、いろんな悪事で騒ぎを起こします。
もちろんこれは老論派キム・サンノや淑儀兄ムン・ソングクの仕業でした。
なぜ兄上の外出を止めないのです?と和緩翁主が世子妃(恵嬪ホン氏)に迫るも、
当の世子は降格されたくて投げやりなので噂を止めようともせず外出します。
しかし民は世子の味方なのか、世子の行動に抗議する上書はあがってきません。
そんな折、側近チョ・ユジンとオム・フンボクが世子に挙兵を持ちかけました。
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