第11話 殺生簿(サルセンブ)
兵を連れて首陽(スヤン)大君宅に押しかけた左議政長男キム・スンギュを、
殿下が叔父と話すのに何の危険が?とオム・ジャチ内官が冷たく追い返します。
お前なんてことしたんだ!?と左議政キム・ジョンソは短絡的な息子に怒り心頭。
王位を譲ったら助けてくれますか?と端宗が泣いてスヤン大君に尋ねていると、
私が命をかけてお守りします!と部屋の外から桃源(トウォン)君の叫び声が。
泣きながら大コーフンして小刀を取り出すちょいKYなトウォン君を皆が止めます。
安心した端宗はスヤン大君の屋敷にお泊り。オム・ジャチが護衛を帰らせました。
スヤン大君を信じてはなりません!と宮殿に戻った端宗にキム・ジョンソが忠言。
私を弱くしたのはそなたではないか!と叱責されるとなぜかうれし涙を浮かべ、
それでよいのです!威厳を備えられました!もう立派な王です!と絶賛しました。
殿下を脅かす者は父上であれ許さない!と忠誠心いっぱいのトウォン君のことを、
優柔不断といわれていたのに断固とした態度をみせた♪と姑ユン氏に話すジョン。
本来の王は私だ!長子継承が何だ!とスヤン大君は息子の前で本心を露呈します。
「娘の晴れの日を汚すのは許しませんっ!策士ならマシな作戦考えなさい!」と
結婚式に集った左議政たちを討とうと話すハン・ミョンフェらをユン氏は一喝。
リッチなジョンは義妹セソンの婚礼道具をポケットマネーで揃えてあげました。
学者の家に嫁ぐからと質素な婚礼道具を用意するも、姑ユン氏は浮かない顔。
私が間違いでした・・・と実家の豪華な家具や明国の陶磁器と取り替えさせます。
大殿でホン尚宮に可愛がられるソンイ。恋しがったチェ尚宮が会いにきました。
ウゼえと思いつつもソンイはすぐに泣き顔を作って「オモニ」と泣いて抱きつき、
部屋に連れて戻られると調子よく「ホン尚宮は加齢臭がします」などと悪口三昧。
ソンイを探しに来てそれをばっちり聞いたホン尚宮が傷ついていてお気の毒です。
キム・ジョンソ、ファンボ・イン、ミン・シン、安平大君、イ・ヒョルロ・・・。
有名な『殺生簿(粛清対象者の名簿)』をハン・ミョンフェが書き始めましたよ。
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