第14話 王を守る者
ハン・ミョンフェの『殺生簿』をもとに、呼び出した重臣に手を下すスヤン軍団。
右へ案内されると地獄で、左に案内されると便殿にたどり着けるようです。
領議政ファンボ・インをはじめ、キム・ジョンソ派の人物は右へ進まされました。
参殿せねば臆病者扱いされる!と安平(アンピョン)大君も急いで宮殿にGO!
ハン・ミョンフェは一瞬迷った後で左へ通し、親友イ・ヒョルロは始末させます。
スヤン大君の姻戚チョン・インジはもちろん「左」ですが、今日も酔っ払い中。
酒好きの彼は剛直で融通がきかず遠慮ない言葉を放つことで有名だったそうです。
アンピョン大君は便殿で自分の潔白を訴えスヤン大君の策略を非難しまくります。
殿下を守ると約束した!と訴える桃源(トウォン)君を内官オム・ジャチが無視。
邪魔なキム・ジョンソとスヤン大君を一度に始末できる♪と想定していた彼は、
予想した展開と違うため恵嬪ヤン氏と密談し、その内容をチェ尚宮が知ります。
スヤン有利と踏んだらしいオム・ジャチは急にトウォン君が大殿に入るのを許可。
物陰で震えていた端宗は「スヤン大君が忠臣か今はわからない」と話すのでした。
「右」のほうから聞こえる悲鳴を聞きながらたたずむスヤン大君とハン・ファク。
こうしなければあの悲鳴は大君のものでした・・・とハン・ファクがねぎらうと、
結局私は誘惑に負けたのです・・・とスヤン大君は正直に野心を認めました。
そうこうするうちに夜が明け、王命も下されず、キム・ジョンソの死も未確認。
計画が失敗したと判断したスヤン大君は、執事イム・ウンを自宅に遣ります。
「約束を守れずにすまないと嫁(=ジョン)に伝えてくれ」(妻は二の次?)。
伝言を聞き、父に持たされた短刀を取り出すジョン。すでに白装束の姑ユン氏。
スヤン大君の死を確認するまでは早まるなと姑は諭し、嫁と泣いて抱き合います。
さて、前話で息を吹き返したキム・ジョンソは次男キム・スンビョクの家へ逃げ、
殿下を助けねば!と自分の命の危険もかえりみずに宮殿へ向かおうとしました。
しかし道中で弱っていたところをスヤン勢に見つかり、次男ともども斬られます。
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