第33話 波乱
大妃(貞熹王后)に奔競(プンギョン)禁止令を出させた弟のユン・サフン。
実兄のユン・サブンも告発し、重臣シン・スクチュも追及する姿勢を見せます。
領議政ハン・ミョンフェは朝廷の混乱を抑えるために大妃に辞表を出しつつ
「王が大殿を空けてはなりません。内旨を撤回してください」と求めました。
こうしてハン・ミョンフェや粋嬪(ジョン)の取り巻きは急速にいなくなり、
新しい領議政にはあのランボー者なホン・ユンソンが任命されちゃいます。
咸鏡道へ向かっていたハン・チヒョン(ジョン従兄)は急いで都へ引き返すも、
万一のときはそっちへ息子を送るから早く赴任地へ行きなさいとジョンは冷静。
ハン・チヒョンは信頼できる側近としてユン・ジャミョンを紹介しました。
このユン・ジャミョン役を演じているのは「イサン」のソ・ジャンボの方です!
“者山(チャサン)君をオトナにしてあげた”ソンイはあれこれと世話を焼き、
ジョンはそんなソンイのことが気に入らず「側室になんてするもんですか!」。
「懿敬(ウィギョン)世子は側室をおかず義父上(世祖)も形式だけだった」と
話してましたが
あなたの夫・懿敬世子にはクォン氏という側室がいましたよね?兄の月山(ウォルサン)君と一緒に宮殿に呼ばれて大妃に会った者山君は、
宮殿嫌いで覇気のない兄をさりげなくカバー&利発な発言で好感度アゲアゲ。
そのうえ、叔父にあたる睿宗を見舞い、肉を食べさせるのにも成功しました。
さて、者山君のお供で宮殿にやって来たソンイに、旧友の宮女たちは冷たい態度。
親友だったカンナンは、チェ尚宮が荒れて酒びたりになっていることを教えます。
ソンイったら「私に嫉妬してるんでしょ」などと抜かしてますよ。ヤな女です。
嫁に冷たく当たっていたジョンなのに、帰省していた嫁(ミョンフェ娘)を召還。
この嫁は幼いのに“できた”人で、者山君をソンイの部屋へ行くよう促します。
幼い者山君は喜んで飛んで行き、一人部屋に残った嫁は血を吐くのでした・・・
その頃、宮殿の睿宗も急に具合が悪くなり、一気にご臨終と相成りました。
大妃は崩御を隠してジョンを宮殿に呼び、呼ばれたジョンがにんまりと笑います。