第34話 王位の行方
姉が制止しても、「虎穴に入らずんば虎子を得ず」と宮殿へ行く粋嬪(ジョン)。
何があっても粋嬪を入れるな!と大妃弟ユン・サフンが入宮を妨害しますが、
ソ・ジャンボ ユン・ジャミョンが護衛してくれていたので無事に入れました♪
「今度こそ長子の斉安(チェアン)大君が継がねば」と正当な主張をしている
臨灜(イミョン)大君に王室のお荷物・桂陽(ケヤン)君が茶々を入れてます。
そして朝廷の長老であるハン・ミョンフェとシン・スクチュの見解はこうでした。
「斉安大君が継ぐと大妃の摂政が20年も続くから月山(ウォルサン)君がいい」。
このとき、斉安大君は数え年で3歳、ジョン次男の者山(チャサン)君は13歳。
後継者は月山君という選択肢しかないというのが皆の見通しだったそうです。
ところが「月山君を王の養子にして喪主に(=新しい王に)する」という
大妃(貞熹王后)のオファーを「懿敬世子の長男ですから」とジョンがお断り。
生意気な嫁に怒る大妃にパク尚宮が何やら耳打ちして知恵を授けた結果・・・
大妃は「斉安大君は幼すぎるし月山君は病弱だから、者山君を王にする」と決定。
しらせを受けたジョンは「父上!ついに夢が叶いました!」と涙ウルウルです。
何か裏があるのでは?とハン・ミョンフェやユ・ジャグァンが疑いまくる中、
いつもは鋭いジョンは感涙にむせぶだけで者山君が即位しました(=成宗)。
さて、大王大妃となった貞熹王后が早速「粋嬪に垂簾政治を任せます」と宣言。
なりません!大王大妃様がすべきです!とホン・ユンソンらが一斉に反対し、
粋嬪様に任せては?とハン・ミョンフェとシン・スクチュたちが訴えました。
そ・こ・へ!大妃たちの作戦どおり、臨灜大君が飛び込んできて大演説。
「大王大妃がなさるもので、いないときは先王の正室(大妃)がなさるもの!
粋嬪は大妃とはいえません!王妃でなかったのにどうして大妃になれましょう?」
(臨灜大君は息子の亀城君の件での恨みがあると会話中で出てきましたね)
心細さに泣く幼い成宗を抱きしめた後、ジョンは宮殿を後にするのでした・・・
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