第35話 引き裂かれた母子
母上~!とダダ泣きして粋嬪(ジョン)を追いかけようとする成宗(者山君)。
成宗は睿宗の養子となって即位したため、ジョンの立場はそう強くないのです。
ジョンが家で断食していると聞いた成宗も宮殿で断食に挑むも、続いたのは4日。
やさしい大妃(安順王后=睿宗妃)に諭されるとお粥を3杯も食べちゃいました。
母を恋しがったってしょせんその程度よ!と大王大妃(貞熹王后)はあざ笑い、
息子を持ち王の重責が身にしみれば母親だって捨てられるはず・・・と話します。
「夫(世祖)だって嫁の粋嬪を可愛がったけど最後は命を奪おうとしたのよ」と。
ってことで、成宗の正室(ハン・ミョンフェの娘)を宮殿に呼ぼうとしますが、
病気が治ったら宮殿に行かせます・・・とジョンがパク尚宮にやんわりとお断り。
すかさずソンイがパク尚宮に「殿下の一人寝が心配です!」と涙でアピールし、
宮殿に戻ったパク尚宮は大王大妃に成宗のおてつき宮女の存在を告げました。
成宗を世話する宮女の面接をしてもピンとくる(=美しい)娘が見つからず
落胆していた大王大妃はソンイを宮殿に呼んで自分の手下にすることにしました。
成宗の正室はソンイに“女官を手なずける用”の金品を渡してくれるほどイイ人。
ソンイは心にもない感謝の言葉とウソ泣きでしおらしくふるまって出て行きます。
成宗はソンイに従ってゴハンをもりもり食べ、夜は部屋の外で待っている始末。
ソンイは月を眺めながら“哀れなワタシ”を演出し「側室にする」と言わせます。
あんなにソンイを恨んでいたチェ尚宮は、態度を一転させて大喜びしています。
「王妃も大妃も望まない」というジョンの言葉を伝え聞いたハン・ミョンフェは、
粋嬪様を苦しめてはなりませんっ!と大王大妃に死を覚悟して直言しました。
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