第44話 成宗の挑戦
王妃(ソンイ)が西温突(ソオンドル)から中宮殿に戻って寝たその夜に出火。
きっと祈祷の効果だわ♪と昭容(ソヨン)オム氏と貴人チョン氏が笑ってます。
かけつけてきた成宗にソンイは「出産までそばにいてください(涙)」とねだり、
就寝中に寝ずの番をさせていたカンナンのことはチクチクといじめまくります。
見舞いに来た大王大妃(貞熹王后)はインス大妃(ジョン)に嫌がらせしました。
「宮殿の女主人はあなたなのだから、私がいま住んでいる交泰殿を使いなさい。
私たち大妃3人は昌徳宮に移りましょう。そうすれば王と王妃で水入らずよ♪」
成宗が大幅な人事刷新を行い、派閥色のないチョン・チャンソンは領議政に留任、
退かせた左議政と右議政の後任にチョ・ソンムンとユン・ジャウンを任命します。
学問研究員(←官職名不明)として吏曹のチェ・ス正郎、司憲府のホ・チム監察、
成均館のクォン直講、奉常寺のユ副奉事、承文院のヤン正字たちを選抜します。
それに加えて、キム・ジャジョンを礼曹参議に、チョン承旨を資憲大夫に、
ホンを刑曹参判にするなど、親交のあった新進官吏たちを各部署に据えました。
ソンイが大殿中に聞こえる叫び声をあげ、カンナンをにらみつけながらご出産。
成宗はジョンが来ていても気もそぞろで産室庁(?)にすっとんでいきます。
部屋の外に立っていたカンナンに気づいてもう一度見るとカンナンの姿はなく、
やがて王子が誕生して宮殿中が湧く頃、カンナンはひっそりと命を断ちました。
王室の長男を産んだソンイのもとには高官夫人がぞくぞくと挨拶に押し寄せ、
大妃軍団が昌徳宮に移ったので宮殿はソンイの天下。実家にもお金が集まります。
ヒマを出されたチョン・ギュン内官とパク尚宮が、昌徳宮のジョンに挨拶へ。
義父(世祖)が好きだったお茶をみずからいれてくれるジョンにカンゲキします。
わびしいお住まいで哀れでした!とチョン・ギュンが成宗に泣いて訴えるも、
ジョンが近くにいると政治が思うようにできない成宗は昌徳宮に住まわせ続け、
世祖が廃した集賢殿のかわりに弘文館(別名/玉堂:オクタン)を設立しました。
で、チェ尚宮がウザくなったのか、ソンイはチェ尚宮に大殿に移れと命じます。
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