妓生房で働いているのがバレて父チョン・ユンギョムに叱られたナンジョンは
家には戻らず有名な妓生ファン・ジニがいる松都に旅立つことにしました。
心やさしくしかもリッチなメヒャンは翡翠の指輪をお餞別に贈って見送り、
「ナンジョンは何も言わずに去った」と都摠管チョン・ユンギョムに告げます。
チャンフン宅はついにチョン家を追い出され、タンチュ僧侶の山寺へ行きました。
「どんな臣下も私への寵愛には及ばない!官職の首をすげ替えるなんて簡単よ!
王妃(章敬王后)が娘を生んだら福城君(敬嬪息子)の冊封を申し立てなさい」。
中宗の寵愛を独占し飛ぶ鳥を落とす勢いの敬嬪が、知中枢府事ナム・ゴンに指示。
でも田舎者の実父パク・スリムのせいでヒ嬪からは「くさぁ~い!」と嘲笑され、
控えめな昌嬪ですら「あの父親のせいで敬嬪は恥のかきどおし」と評しています。
都から離れる前に旧知の仲の革靴屋おじさんに会ったパルングン(巴陵君)は
優秀な男がいるんですよ~と新進士類チョ・グァンジョのことを話します。
そのチョ・グァンジョは「卑しい輩が多い!美色(後宮)を退けろ!」と主張。
功臣とは違うチョ・グァンジョの清廉さと真面目さに中宗が惹かれたようです。
知中枢府事がチョ・グァンジョを抱き込もうと福城君の帝王教育を頼むと、
庶子のくせに分不相応だ!と大拒絶して敬嬪の怒りを買っちゃいました。
後宮を遠ざけると世継ぎ不足になるので大妃(貞顕王后)も彼を気に入りません。
判府事大監ユン・イム宅を、ユン別坐の次男ユン・ウォンヒョンが訪ねました。
甥(といっても遠い親戚)のユン・ウォンヒョンは、ごろつきみたいな男。
官職をねだる甥に判府事は「まず科挙の一次試験に受かれ」と小遣いを渡します。
(この二人は将来、大ユン派と小ユン派にわかれて激しく争うことになります)
はるばる松都まで行ったのに、お目当てのカリスマ妓生ファン・ジニは不在。
とぼとぼ歩くナンジョンが見回りの役人から尋問されて困っていると、
偶然通りかかったキルサンに助けられ、大道芸人軍団の世話になることに。
しかし親分(ヌングム父)はナンジョンを童女(トンニョ)として売りました。
(トンニョとは老人の寝床で側女みたいに“色んな世話”をする女の子のよう)
スポンサード リンク