前回の人物相関図で、次の「臣下」編が最後と書きましたが
その前に敬嬪ファミリーについてもまとめておきたいと思います。
福城君
今さら説明もいりませんね。
中宗の寵愛を受けた側室・敬嬪(キョンビン)朴(パク)氏の息子です。
1509年(中宗4年)生まれの中宗の長男。
章敬王后の生んだ元子(後の仁宗)よりも早く生まれています。
学問がよくでき、母親も勢力をもっていたため、
世継ぎとして何度も挙論されたそうです。
幼い頃は気が弱かったけれど、母敬嬪が王妃に泣かされる姿を見て
気が強くなったとドラマ中で出てきます。
敬嬪が吐いた血がついた手ぬぐいをターニングポイントとして
母親に似てビンタ好きで暴力的な性格へと順調に成長。
野心も復讐心も強い男として描かれました。
灼鼠之変で流刑され、1533年、ついには賜死します。
ユン氏
福城君の嫁。文定王后が坡平尹(ユン)氏一族から選んだ女性です。
正式な名前はよくわかりませんが中国ウィキによると
尹仁范と書くそうです。なんと読むのでしょうか。
ご存じの方いらっしゃいましたら教えてください。
惠順(ヘスン)翁主
敬嬪(キョンビン)の娘です。幼名はチョルファン(チョルウォン?)。
敬嬪の部屋での団欒でいつも意地悪なことを言うほうです。
希楽堂大監の息子と結婚した孝惠公主は
中宗2番目の王妃である章敬王后尹氏の娘(&世子の姉)なのですが、
彼女はとっても気弱でおしとやかで上品で
いかにも王室の深窓の娘!って感じだったのに比べると、
この敬嬪の娘の翁主とはキャラ設定にかなりの差を感じます。
思えば敬嬪もナンジョン相手のときなどは
高貴な王室の人間だとは思えない会話をしてましたから
(王妃が男児を生めなかったとき大君祈願に行ってたナンジョンに
「そなた、祈願するなんて言って本当は若い坊主と?(ニヤリ)」とか)
母親のそういった部分をしっかり受け継いで育ったのかもしれませんね。
光川尉
惠順翁主の夫。翁主によると「恐妻家」。
どっかから連れてこられた貴族のおぼっちゃんなんでしょうね。
口の悪い妻の尻に敷かれているもようです。
惠静(ヘジョン)翁主
敬嬪の娘。幼名はソクファン。
口の悪い姉をたしなめるほうの人です。
しかしですねえ、敬嬪の顔は好き嫌いはあるとはいえ、
中宗の寵愛を一身に集めた美女という扱いだったと思います。
私は愛する敬嬪のことを、艶っぽいお方だと感じています。
その敬嬪の娘なんだから、チョルファンもソクファンも
正当派美人でなくてももう少しなんとかならないものか・・・。
“キャスティングに手を抜いた”感が否めません!
唐城尉(ホン・ヨ)
惠静翁主の夫。妻からは大切にされていたもよう。
灼鼠之変で捜査(=拷問)対象となり
厳しい刑に耐えられず死亡してしまった気の毒なお方です。
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