第一話を改めて見ると面白い要素がたくさん詰まっていますね。
まず、廃妃ユン氏に王命と賜薬を運んだ左承旨はイ・セジャですね。燕山君時代を描いたドラマには必ずといっていいほど登場します。この方は燕山君の治世になるとしっかり「仕返し」されちゃいました。字幕が出たわけではないので推測ですが、2話で賜薬飲まされている人かと。前王・成宗の命令に従っただけなのにとってもお気の毒ですよね。
ソ・チョンス(チャングム父)の同僚の噂話の内容も有名ですね。「王は幼き頃からの師匠も殺し、父王がかわいがっていた鹿も手にかけた」というその師匠はチョ・ジソ(趙之瑞)のことだと思われますが、彼が甲子士禍で死んだのは燕山君10年(1504年)のことなので、燕山君2年の時点でこの件が話題になっているのはちょっとおかしいかも。
水刺間のチェ最高尚宮が姪のチェ女官に一族の歴史を語る場面がありますね。「6人の王の食事を任されてきた」と言っていますので、文宗・端宗・世祖・睿宗・成宗・燕山君の6人を指すのかなと思います。「床ずれに苦しむ王に豚肉を出した」は原語では文宗だと言っています。当時は世祖勢力の側についていたということでしょう。今は大王大妃(おそらくインス大妃)の食事にヤバイものを入れているので、インス大妃に虐げられている勢力(イム・サホン?)についているようです。
「妗」「順」「好」の三つの漢字は以下を意味するものと思われます。
「妗」=今日会った女=廃妃ユン氏
「順」=川に頭をつけていた女=ミョンイ
「好」=女の子=娘チャングム
そしてなんといっても1話でひしひしと感じたのは、10年という歳月の大きさ。「大長今」は2003年に放映されていますので、今から約10年前の作品です。ミョンイ役のキム・ヘソンさん、お若くて、控えめメイクでも美人~。「馬医」の大妃役での貫禄あるマダムなお姿とは別人のようです・・・。初登場シーンでエプロンが左肩から大きくズリ落ちていたのは、誰か気づいて整えてあげてよーと思いましたが。
あと、ミョンイが報告した気味尚宮に見覚えがあると思ったら、「馬医」のスッキ公主付きカク尚宮さま(アン・ヨジンさん)じゃありませんか!今もお綺麗ですが、「大長今」ではお若くてハリのある美しさです。
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