チョンスとミョンイ夫妻は、白丁(ペクチョン)の村でかじ屋を営んでいました。利発なチャングムにミョンイは「両班の子と遊ぶな。勉強するな。父上が武官だったことも秘密にしろ」と言い聞かせ、それでも勉強したがるチャングムに文字を教えてやります。
しかし、町の相撲(?)大会で勝ったチョンスが相手の男から因縁をつけられ、父をかばいたいチャングムが思わず「アボジは武官です!」と言っちゃいました。人相書きの男だ!と見物客たちが気づき、チョンスは連行されてしまいます。その頃、生母ユン氏の死に関わった役人たちを燕山君が次々に捕えていたのです。
ミョンイとチャングムは荷造りして(父がくれたノリゲも持って)村から逃亡。チョンスにひと目会おうと都へ向かい、ドケチな女(ナジュ宅)に遭遇します。罪人がどこへ行ったかを尋ねるミョンイから五文+五文をせしめてますよ!
宿に着いたミョンイはチャングムを男装させ、親友ペギョン(ハン尚宮)に連絡。ミョンイの生存を知って喜び、チョンスに会わせようと骨を折るハン尚宮ですが、不審な動きを水刺間最高尚宮やチェ尚宮に気づかれていました。ハン尚宮を尾行してミョンイの生存を知ってびっくり!したチェ尚宮は、兄で商人のチェ・パンスルに相談。ミョンイとチャングムは誘拐されて商団の蔵に閉じ込められます。
そこでハン尚宮は司憲府に「商団が罪人の家族を匿っている」と密告します。司憲府に捕まれば奴婢にされてしまうけど命は助かると思ったからでした。大妃の御膳に細工したのを目撃した証人を消そうと必死な商団は、移送中のミョンイを狙い、矢が胸に刺さります。
ミョンイが最期の力を振り絞ってチャングムに話します。「お母さんは水刺間の宮女だったの。予言によるとお前は多くの人を救うそうよ」。母はお腹がすいているのだと思ったチャングムが口に野いちごを入れ続けますが、いつしか母は息絶えていました。チャングムは一人で石を運んで母を弔い、母が残した手紙を読みます。「水刺間の最高尚宮になり最高尚宮だけに受け継がれる秘伝の書に無念を綴って。その内容は手紙に書いたわ。退膳間に私が記した料理集が隠してあるわ・・・」
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