ハン尚宮とチャングムが義禁府から出され、オ・ギョモと内禁衛将たちの立ち合いのもと、アヒル料理を再現してその有害性を検証することになりました。試食者としてユン・マクゲ別監(ヨンロ叔父)が指名されそうになるとヨンセンが思わず反対。結局、水刺間の奴婢(ムスリ)ホンが試食します。
しかしこの指名の流れはチェ尚宮陣営の計算のもとでした。事前にヨンロがホン(と叔父)に高熱を出す薬を仕込んだアワビを食べさせていたのです。ホンが高熱を出したため、ハン尚宮の大逆罪は決定的に。おまけにオ・ギョモがミン・ジョンホと同行した医員をチョ・グァンジョと強引に結び付けたので、内禁衛将はミン・ジョンホを守るために軟禁します。
厳しい尋問の末、「毒入りのアヒルを用意しろというハン尚宮の指示を内禁衛の副官(温泉地で助けてくれた人)が伝えた」とアヒル屋がウソを自白。観念したハン尚宮は、自分一人が企んだことだと証言し、義禁府にやってきたチェ尚宮に「チャングムは何も知らないから助けて」と懇願します。それでも“火種”を消したいチェ尚宮はオ・ギョモに二人の斬首を進言しました。
ところがハン尚宮とチャングムに言い渡されたのは、済州島で官婢となることでした(オ・ギョモ一番の狙いであるチョ・グァンジョは賜死)。縄をほどいてもらったミン・ジョンホが、オ・ギョモとチェ・パンスルの癒着の証拠を材料に内禁衛将を動かし、オ・ギョモに交鈔してもらった結果でした。
ミン尚宮・チャンイ・ヨンセン・カン・ドック夫妻に見送られ、都を出発したハン尚宮とチャングム。チェ尚宮とクムヨン(クミョン)もどことなくさびしげな表情で遠くから眺めています。
済州島へ向かう道中、義禁府にいるときから高熱を出していたハン尚宮は思うように歩けません。そこでチャングムが背負い、二人は耳元で楽しく昔話をしながら進みます。ですがそのうちハン尚宮の答えが聞こえなくなり、やがてチャングムの背中で息絶えました。「チャングム、宮中に戻っておくれ。私は先に宮中に戻っているわ・・・」
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