前話で一応チャングムにコクっている中宗は、深刻な表情でミン・ジョンホとの仲をたずねます。チャングムは否定せずに認め、(側室としてでなく)医術で仕えるのが私の道ですと答えて退室。ジョンホさまの身に危険が及ぶのでは?と後でチャングムが涙ぐんで話しているのを中宗が外で聞いていました。
翌朝、中宗から裏庭に呼び出される二人。形見のノリゲをミン・ジョンホに贈ったのを話すはめになったチャングムが気まずそうです。すると中宗はミン・ジョンホを弓くらべに誘い、自分は貴重な弓を、ミン・ジョンホには例のノリゲを賭けさせます。真剣勝負な二人ですが、中宗はいきなり「余はチャングムを想っておる。そなたもか?」と聞き、ミン・ジョンホが認めると、突然ミン・ジョンホに矢を向けてビビらせた後で去りました。
さっさとチャングムを後宮にしなさいよ!と大妃(貞顕王后)にせっつかれた王妃(文定王后)が、中宗に意思を確認しに行くと、中宗は黙ったまま。その夜、ミン・ジョンホが中宗を訪ね、チャングムへの愛を話し、彼女を医女として進ませてほしいと願い、自分は打ち首にされてもかまわないと話しまた。次に、オオゴトになってどうしようと泣くチャングムを見たヨンセンがやってきて、ミン・ジョンホとチャングムは何の関係もありません!と泣いて訴えます。
翌日、チャングムを側室に迎える命令を王妃が下したそのとき、取りやめの王命が届きました。中宗はチャングムを呼び、こう話します。「最初の妃を追い出して王座を得た。彼女が仁王山にかけるチマにも目を向けなかった。愛とは無縁の座と思っていたが、そなたを愛した。でも側室にはしない。だがそなたは心の支え。手放せないからそばにいてくれ」
チャングムを余の主治医に任命する!内医院の統括はさせず余の治療だけを受け持つ!『経国大典』にある官位は与えぬが、正三品の堂上官に地位に値する大長今の称号を授ける!世襲せず一人だけ例外的に適用!これ以上の議論は無用!と重臣たちに言い渡す中宗。「女人天下」では見られないキリリとした君主のお姿でしたよ~。しかーし、朝廷の弾劾を受け入れ、ミン・ジョンホの流刑を認めました。
形見のノリゲをカン・ドックの家に届け、配流先の三水(サムス)へ向かうミン・ジョンホ。追いかけたチャングムを「私情は忘れ主治医として精進してください」と拒みます。チャングムはノリゲを押し付けるようにしてミン・ジョンホに持たせるのでした。
専属主治医として治療に励むチャングム。時間に余裕があるので、菜園で薬草の研究に乗り出し、民を救う政策も提案、魚や動物を相手に鍼麻酔や外科手術の実験もします。そんな折、チャングムが危惧していた通り、中宗が腸閉塞になり、重臣はここぞとばかりにチャングムの責任を追及。チャングムは中宗に手術を提案しちゃいます。
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