医女になるには半年で50もの試験を受け、成績のいい順に内医院と恵民署(ヘミンソ)に配属され、残りは地方の監営の医女になります。また、不通(プルトン)が3つで落第となり医簿(ウイブ=資格証)ももらえないとか。
チャングムはしょっぱなから「不通」を1つ与えられました。前話で治療した両班息子の父親が勝手に口利きをしてくれており、シン・イクピル教授は「医員でないのに医療行為を行い、特別扱いを頼んだ」とお怒りなのです。チャングムが後で釈明しに行くとシン教授は「医員としての基本的品性がない」と人格否定し、授業では絶対に指名せず無視し続けました。
司憲府の執義(チビ)になったミン・ジョンホは、チョ・グァンジョの件で失望して野に下った人々に出仕をお誘い中。オ・ギョモが医療機関を掌握しているので、チョン・ウンベクにも協力を頼みます。カン・ドック夫妻はチェ・パンスルに「チャングムとは関係ありません。お酒を納めさせてください」とお願い。すると、妓生房になら卸してもよいと言ってくれました。
薬材のテストで完璧に答えたチャングムはシン教授から大通(テトン)をゲット。しかし薬剤を区別する試験では不通、仲間のシンビは大通でした。「お前には医員が持つべき“おそれ”も“謙遜”もない」とシン教授に酷評されたチャングムは、みんなの炊事や掃除を引き受けて、医女になりたいアピールを開始(あざといですな)しますが、シン教授は冷たいままでした。今回は授業で「馬医」に出ていた鍼灸銅人経が登場しましたね!
経典を教える両班のイ・ヒョンウク教授は、『明心宝鑑』をスラスラ暗唱したチャングムに授業を任せて放置。「優秀なお前にシン教授が不通を2つもつけたらしいが取り消してやるから安心しろ。明日の戸曹判書の宴会に皆で行け」と指示します。しかし、宴会に妓生がわりに参加するのは禁じられていたので、チャングムとシンビだけは宴会に行かず、シン教授の実習に出席。医女を宴会に呼んだことでシン教授がイ教授を責めると、吏曹判書を誤診で死なせた件を持ち出して責めます。
観形察色(クァンヒョンチャルセク)の実習でシンビとペアになったチャングム。シンビが色々と問診するのを聞いていたチャングムは、患者が塩と土を食べていたと知ってピン! 正しい治療を答え「シンビのおかげです。自分の知識に頼り患者と向き合わずうぬぼれていました」と非を認めました。本当に悟ったのかまだわからないとシン教授は話し、薬剤区分試験を再度実施します。
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