★ミン・ジョンホ(閔政浩)
このドラマのヒロインであるソ・チャングムの相手役。かなり前に朝廷から引退したミン・イクス戸曹判書の息子。15歳にして科挙を首席で合格した(壮元)秀才。士林派。文官の身ながら三浦倭乱のときに功を立てて内禁衛従事官に抜擢され、物語序盤では内禁衛従事官として登場する。さらに特別任務もこなしており、倭国の密偵を追う際に負傷し、助けてくれた女性をひそかに追っていたが、それがチャングムであると後にわかる。いつでも正義の味方。さらに男尊女卑のこの時代背景にありながら、女性の社会進出に信じられないほど超協力的なお方で、能力あるチャングムの昇進については左遷も厭わずに賛成する。愛し合うミン・ジョンホとチャングムの安全のために中宗がひそかに逃がしてくれ、チャングムと結婚。明に逃げずに国内にいるとわかったため、大王大妃(文定王后)のはからいで復帰する。
★内禁衛将(名前不明)
ミン・ジョンホが内禁衛(ネグミ)勤めだった頃のドラマ前半の上司。チェ・パンスルとオ・ギョモの会話によると「政争には無縁」の人らしい。要所要所でミン・ジョンホを思いやってくれる。
★左賛成(名前不明)
ミン・ジョンホが司憲府勤めなどになったドラマ後半の上司。ミン・ジョンホに目をかけていたが、どんなに反対してもミン・ジョンホが女性(というかチャングム)の地位向上に賛成するのをやめないので見限る。ずっと左賛成として登場したのち、ドラマ最終回では左議政に昇進している。
★オ・ギョモ(ギョムホ)(呉兼護)
「チャングム」における朝廷きっての悪役といえばこのお方。勲旧派。中宗反正を率いたパク・ウォンジョン(実在人物)の配下であるという設定。妓生房で飲んだくれていたがそれはただの見せかけで、自分が付き従う権力者を見極めるための演技。それを見抜いたチェ・パンスルはオ・ギョモを評価して手を結んだ(具体的には資金を提供するかわりに利権を商団に融通してもらう)。最終的には右議政にまでのぼりつめるかたわら、司饔院(サオンウォン=食料調達部署)や内医院の提調などを兼任し、チャングムの部署ともかかわりがある立場として登場する。最後にはすべての悪事が露呈し、黒山島(フクサンド)に流刑される。(斬首されたわけではないのでその後フッカーツ!したかも?などと考えるのもまた楽し。ちなみに黒山島は、正祖を脅かしたチョン・フギョムとか、英祖の妃である貞純王后の兄キム・グィジュなども流された場所)
★パク・フギョム
オ・ギョモの子分。役職不明。おそらくオ・ギョモの昇進にともないそれなりに出世していたと思われる。オ・ギョモの意を受けて伝言しに行ったり何かを探しに行ったりとちょこまか動く。最後はオ・ギョモとともに失脚し、済州島に流された。
★ユン・マクゲ(マッケ)
チャングムたちの同期生ヨンノ(ヨンロ)の叔父。大殿の別監だが、妓生房も経営しており、その妓生房で朝廷の要人が会食することもある。オ・ギョモの子分またはチェ一族派としてちょこまか動くが、終盤でチェ一族によってヨンロを亡き者にされたときは憎々しげな表情を見せていた。オ・ギョモ失脚時に一緒に捕えられ、ドラマでは彼の処遇が言い渡されなかったがおそらく配流されていると思われる。
★イ・グァンヒ
オ・ギョモが追放されてからドラマ終盤にいきなり登場したお方。役職は左議政だが内医院の都提調も兼務しているため、チャングムやミン・ジョンホのやることなすことに厳しく反対する。
★長番内侍
いつも中宗の近くに控え、中宗の反応に敏感に反応してニコニコしたり焦ったりしている長身の内侍の方。おそらく尚膳。同年代?のチョン尚宮と仲がよく、チョン尚宮を追放したチェ一族のことをよく思っていなかったこともあり、チャングムにはわりと協力的だった。
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