ハン尚宮の願いに同意する王妃(文定王后)に、大妃(貞顕王后)がこう言いました。「多くの後宮と老獪な尚宮に囲まれ、辛かっただろう。だが大平館の問題を見ても、そなたに慣例どおり内命婦の問題を任せても大丈夫だと思う」。このときの王妃は嫁いで間もない頃だそうです。
ってことで、ハン尚宮とチェ尚宮の再競合のテーマは「炊飯」。クムヨン(クミョン)は米糊をホンイに渡し、チェ尚宮に届けさせました。炊きあがったお米は、直前に「真ちゅう」と「白磁」の器に盛られ、別室で待機していた各焼厨房の尚宮たちが試食。白磁の器のごはんが人気で、チェ尚宮はその理由を「釜の隙間に米糊を塗りふっくらと炊き上げました♪」と答えます。
ところが開票してみたら、5対9で真ちゅうの器が勝利!釜の片側に器を入れて炊くと、ひとつの釜で軟らかめのごはんと硬めのごはんが炊けるので、好みが違う中宗と王妃を満足させられるのです。そして「幼い頃から一緒に暮らした尚宮たちの好みを知っている」というハン尚宮に大妃も感動。ハン尚宮を最高尚宮と認めて全権を与え、提調尚宮の関与も牽制しました。
ハン尚宮とチャングムは、チョン尚宮の眠る山にお参りしたあと、チャングム母ミョンイの墓へ。チャングムは母の手紙のことを打ち明けようかと考えるも思いとどまります。宮殿に戻り、中宗へ出す八卦湯(パルグァタン)をつくる二人。「冬虫夏草って悲しいですね。冬は虫で夏はキノコなんて・・・」というチャングムのつぶやきがミョンイと同じ言葉だったので、ハン尚宮がハッとしています。ハン尚宮の八卦湯は中宗に好評で、話術もほめられちゃいます。
ハン尚宮は「チョン尚宮の志を継ぐ」と宣言した後、水刺間の人事を発表。チェ尚宮を(本人の申し出どおり)醤庫へ配属しただけで、反発した尚宮たちに処分は下さず留任させました。同時に、有名無実となって消えた役職「出納(チュルナプ)尚宮」を復活させ、納品物チェックをチャングムに任せることにします。
実はチャングムに任せた業務には企みが隠されていました。チェ・パンスルやオ・ギョモの不正を調べるために、ミン・ジョンホが内禁衛から司憲府に異動し、ハン尚宮に調査協力を依頼したのです。で、調査を始めたとたん、焼厨房からの余った食材の返品量が倍になり、長番内官がお怒り。ハン尚宮は長番内官をミン・ジョンホに引き合わせ、協力を頼みます。
長番内官に叱られた尚宮たちは「提調尚宮への贈り物に使いました」と提調尚宮を巻き込み、(横流し物だとは知らなかったという設定なのか)困った提調尚宮はチェ尚宮に助けを求めます。そこでチェ尚宮がヨンロに命じてチャングムの帳簿(調査結果)を盗ませると、その中にはミョンイの料理日記がありました。
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