慶源大君(中宗と文定王后の息子)が倒れ、チャングムに治療を任せようとする中宗。私の息子を医女に診せろと?たしかに殿下をチャングムに治療させたけど他の医官でも解明できたはず!と王妃(文定王后)は反抗。チャングムを主治医に命じたのは私への戒めだと理解しているのでお許しくださいと頭を下げました。
チャングムは活人署の勤務に復帰。朝廷では、チャングム主治医の件で中宗を支持した同副承旨ミン・ジョンホへの弾劾が相次いでいました。中宗がミン・ジョンホを呼んで考えを聞くと、「すぐれた男ではなくすぐれた人を適材適所に」と言われます。当時の常識では、身分が低くしかも女であるチャングムの登用はあり得ないこと。右議政(ミン・ジョンホの上司)たちはここに来てミン・ジョンホを厄介者とみなすようになります。
慶源大君が天然痘だと判明。同じころ、活人署にいたチャングムも子供の天然痘に気づき、治療法探しに乗り出していました。チャンドクからは生薬を届けてもらい、カン・ドックおじさんには字が読めない民のために予防法(黄土水や炭水のお風呂がよいとか)を広めてもらいます。
隔離された小屋に患者を集め、身の危険をかえりみず治療法を探るチャングムの姿を見た内医院のメンバーは、それぞれに何かを感じたもよう。チャングムを責めていたウンビは黙り込み、シン・イクピル僉正はもう一度チャングムの姿を見に行きました。やがてチャングムは「薬で無理に抑えず自然に任せて病を進ませたほうがよい」ことを突き止めます。
粗末な小屋に出向き、チャングムの手を取る王妃。宮殿に戻って大君を治してくれと頼みます。ウンビをはじめとする内医院のみんなもチャングムに協力して治療を進め、大君の病が完治しました。後で王妃は、世子を消せと命じたことを謝ります。
チャングムの功績をなんとしても認めたい中宗は、褒美を下すとともに、主治医に任じ、従九品の参奉の官位を与えました。さらにシン僉正が入室し、内医院はチャングムに従いたいと申し出ます。臣下たちが気色ばんで反対するたびに、中宗は「じゃあ従七品の直長!」「従六品の主簿!」と官位を吊り上げ、「同副承旨、辞令を交付せよ!」と命じるのでした。
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