チャンヒビン第47話「悲しい誕生日」
宮殿を離れるキム貴人(キイン)にはユン尚宮と女官カンイも同行するようです。
貴人は王妃への最後のチョル(お辞儀)を上手にこなして去って行きました。
このとき貴人はわずか19歳。頼りになる大叔父なども処刑された後なので、
待ち受けているのは寂しく心細い人生なのです。
大王大妃の喪中なのに中宮殿が王妃の誕生日を盛大に祝うつもりだと
チャン禧嬪(ヒビン)(=オクチョン)が粛宗に吹き込んだことで、
粛宗は料理を埋めさせて贈り物も廃止。生誕祝い中止の王命を出します。
ところが王妃の母が料理を持参。粛宗が怒り、いよいよ廃位が濃厚になります。
粛宗は淑安公主の抗議にも耳を貸さず、宮廷のことに口を出す公主を暗に非難。
チャン禧嬪は“うるさい小姑”がようやくいなくなると喜んでいます♪
王妃の母は崇善君夫人(東平君母)になんとかしてくれと頼みに行きます。
このとき知ったのですが、王妃母は王妃の生母ではないんですね。後妻さん?
いくら南人派でも、廃妃に諸手をあげて賛成というわけではないようで
大臣たちも崇善君夫人も「廃妃だなんてとんでもない!」という様子。
チャン禧嬪の母も、今で十分じゃないのと娘に言い聞かせますが、
恨みを晴らしたい、王妃になりたいのだとチャン禧嬪は答えます。
ヒジェ(禧嬪兄)も廃妃が待ちきれず、東平君に諌められています。
東平君は粛宗の動き方と決意の固さをみながら動くべきだと思っているのです。
大臣たちは庭請(チョンチョン)をして廃妃に抗議。
庭請とは、みんなで座り込んで王にお願いするおなじみの行為のようです。
粛宗は西人派巨頭ソン・シヨルの処刑を命じて庭請をやめさせました。
こうして賜死されることになったソン・シヨルは、享年83歳。
仁祖と孝宗の2代にわたって絶大な影響力を誇った後、
粛宗の代で処刑された朱子学の大家だそうです。
王子の服に針が入っていた件で拷問を受けた針房の下女チェ氏が再登場。
中宮殿の王妃を訪ねて礼を述べました。
王妃の廃妃に反対する強烈な上奏文があげられました。
それはオ・ドゥイン(明安王女の舅)の指示で
パク・テボ(パク・セダンの息子)が書いたもの。
このパク家は、以前ナム・グマンが休暇をとって訪ねたパク先生でしょうか。
粛宗は激しく怒り、この上奏に関わる大勢の者を捕らえます。
ヒジェは上奏文の黒幕はミン・ジヌ(王妃兄)だと大臣に密告しました。
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