第13話「窮地の策」
ところがケトンは着替えもせず沐浴もせず勇ましく宣祖の部屋へ入ります。
イッヒッヒ~♪とコトに及ぼうとする宣祖に、沐浴しませんでした!と告げ、
国家存亡がかかった避難中にこんなことをして民が知ったら?と正論で責め、
それなりの礼儀を尽くして呼んでくれと屁理屈を並べ立てて難を逃れました。
このケトンの失礼な振る舞いを王妃は青筋たてて叱ります。
ヤンファダンへの恨みを晴らすために私を利用してるんでしょ!とケトンは口答え。
嬪宮はケトンに、私は王妃のように夫を分け合わないと静かに宣戦布告します。
最初は釜山から上陸した倭軍が徐々に北へと迫ってきたため、
平壌の仮宮から明に近い義州(ウィジュ)へ行宮を移す王族たち。
これは明への亡命も前提としていたようで、民からはますます反感が募り、
英雄・光海君と宣祖のイメージはさらに差がついてしまったそうです。
倭国の捕虜となっていた臨海君はイ・ハンミンによって救出され、山奥の村へ。
少女ソンイは臨海君を見て英雄の人相だと言った後で、
臨海君が死んで英雄になるタイプだとこぼしてしまいます。
死んだ後でも英雄になれるなら本望だと笑う臨海君。かっこいいぞ。
チョ・ホンとキム・ヒチョル(臨海君ら祖父)は戦死しましたが、
白髪のチョン・イノンらは光海君と合流して善戦。
イ・ドキョンは明から援軍を得て帰国し、義州の仮宮に久々の笑い声が響きました。
そんな中、ヤンファダンが仮宮のみんなに餅を振る舞います。
ところが、出兵した者や民の苦労を思う王妃や大臣たちは食べることができません。
思わず膳をぶちまげてしまうチョン・チョル。
ヤンファダンは彼を追放してくれと宣祖に泣きつき、危険な戦地へと追い出します。
そのお餅を城の外の民に配るケトンは、カンアとクォン・ピルから尋ねられ、
チョン・チョルが南方へ向かったと教えてあげました。
世子・光海君の大好評っぷりに宣祖はちょっぴりジェラシー。
そのうえ国王の座を世子に譲れという上奏文まで届いて大変ご立腹です。
光海君の命が危ない!と愛する人の危機を察したケトン。
今回はケトンちゃんの顔のおケケの処理が気になった回でした~。
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