「王の女」について、軽くて視聴しやすいドラマだと書きましたが、
実はそこがよいところでもありちょっと物足りない部分でもあります。
「女人天下」でも「チャンヒビン」でもそうなのですが
臣下たちの派閥闘争がきちんと出てくるので
だからこの側室がこういう動きするのね~など関連がわかります。
でも「王の女」は、光海君に尽くすケトン(キム尚宮)のラブストーリーなので、
○○派がどうしたこうしたという情報があまり出てきません。
ウィキを見ると、光海君が廃位された仁祖反正は、
対・明、対・後金政策へ反発した西人派によるクーデターとありますが、
ドラマを見ているかぎりではそんな雰囲気は伝わってこず、
(私の理解不足でしたらすみません)
兄弟や母(大妃)をひどいめにあわせた
光海君の“破倫”への抗議のように見えました。
王子同士の殺し合いだって廃位だって珍しくないので、
せめて派閥の長である各王子が殺されて利が減ったから反発した
という描き方をしてくれたらよかったのに~とも思います。
あ~でも、臨海君は臣下とはつるまず自力で世子になる!と
カッコよく描かれていたからそれも無理かな?
もう少し政局のことも知りたいので、
まるきり同じ時代と登場人物を描いた
「宮廷女官キム尚宮(西宮)」に頼ってみようと考えています。
※ご存知の方も多いと思いますが
同じ監督が焼きなおして作ったドラマが「王の女」です。
ところで、ドラマ中に、「民の生活が安定した」という説明が入るのですが、
私が見た韓国歴史ドラマの中でそんな情報を見たのは初めて!
どのドラマでも民は苦しんでましたからね・・・
暴君(とされている)燕山君が廃位されたのはわかるけど、
倭乱で活躍してすぐれた政策もとった光海君でも廃位されるって
やっぱり政治はおそろしいですね。
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>「宮廷女官キム尚宮(西宮)」に頼ってみようと
>「民の生活が安定した」という説明が入るのですが、
>韓国歴史ドラマの中でそんな情報を見たのは初めて!
「実録」でも「韓国の歴史」でも、光海君の政策はずいぶん
好意的に書かれていましたね!「西宮」、あんまりマジメに
見ていないので(すみません)、うめ子さまのあらすじアップ
すごく楽しみに(アテに・・)しています!
>暴君(とされている)燕山君が廃位されたのはわかるけど、
>倭乱で活躍してすぐれた政策もとった光海君でも廃位される
そういえば不思議ですね~・・・
私は派閥政治に疎くて(頭がついていかない・・)、うめ子さま
の記事で初めて理解することも多いです。楽しみにしています。
仁祖の次代も清に強硬に対応しようとして失敗したみたいです
し・・・
以前書いたような気がするのですが(重複していたらすみませ
ん、またご存知でしたらごめんなさい)、光海君のはじめた限定
的な税制改革は仁祖朝に全国へ広げられたというので、倒した
側からも評価されていたんですかね^^
倭乱から立ち直るあたりは、ほかのドラマでも少ししかでてこな
いので、とても興味があります(時間があったら本もちゃんと読
みます・・・)。