チャンヒビン第99話「殿下だけを愛して」
賜薬を届けにきた都承旨は禧嬪チャン氏から睨みつけられてびびりつつも
内禁衛たちを部屋に入れて命令を聞かそうとします。
禧嬪は部屋から逃げ、賜薬と命令書を家庭内暴力シーンのようにふっとばし、
王世子を殺してから私を殺せ!と叫び、
私を殺しても王位を継ぐのは私の息子だというのを忘れるなと脅します。
その報告に怒る粛宗のもとに、ナム・グマンが帰郷するというしらせが入り、
禧嬪の死を再び指示する命令書が作られないままになってしまいました。
ナム・グマンの帰郷を必死で止めようとする通訳官のソ・ジョングら。
禧嬪が死なないことに苛立つチョ・テチェ(西人老論派)にミン・ジヌは、
粛宗は優柔不断を装いつつ通訳官をけしかけているのでは?と話します。
結局、ナム・グマンの帰郷を止める王命が出されました。
粛宗が今まで自分を生かしているのは臣下の心を探っているからだと禧嬪。
ヒジェの暗躍により、南人派の残党から禧嬪救命の上奏が相次ぎます。
淑嬪チェ氏は“しぶとい奴らだ”と本音をチラリ♪
10月8日に禧嬪死罪の王命が下された2日後の10月10日、
すべての臣下を入宮させろという命令が下されました。
上奏文を読んだ後に粛宗が民心を尋ねたことや、
その会議にナム・グマンも出席すると知った禧嬪は、“もうすぐ終わる”と安堵。
通訳官軍団は、ナム・グマンの輿を囲んではりきって宮殿に向かっていました。
民と一緒に反乱でも起こさないかとチェ氏が心配していたように
これはいささか刺激的なできごとだったようですね。
これで助かると思った禧嬪は急に態度をでかくしてます。
皆を集めた粛宗は、禧嬪救命の上奏をした者を決して許さぬと断言し、
ミン・ジヌを漢城府判尹(いわばソウル市長)に任命。
ヒジェの息のかかった通訳官らの逮捕とナム・グマンの自宅軟禁を命じ、
禧嬪をもう生かしてはおかぬと再度の刑執行を言い渡します。
もちろん禧嬪はまたまた賜薬をひっくり返して
王世子と一緒でなければ死なない!と粛宗に伝言させます。すごい形相です♪
とうとう粛宗は、自分が毒薬を飲ませる!とみずから就善堂へ。
禧嬪の救命を求めてチェ氏から追い出された王世子は、そんな父とばったり会い、
土下座して母の免罪を願いますが、内侍に連れ戻されてしまいます。
禧嬪にとっては久しぶりの粛宗のおなりでしたが、
それは、王命を受けよ!という罪人への呼びかけでした。
禧嬪は悲しそうな目で粛宗を見つめてチョルをすると、
お会いするのは実に久しぶりですと粛宗に切り出します。
妻が夫に寄り添いたいと願うのは当然のことです、
殿下が3日に一度、10日に一度でも来てくださったら
あんなことはしませんでした・・・と話します。
私はここで涙が出てきてたまりませんでした。
愛し合ったはずの二人なのに、王妃の座を下ろされたときも粛宗から説明もなく、
その後も会話らしい会話の場面はまったくありませんでした。
刑を命令する前に、別れを惜しむシーンもまるでなし。
基本的に女性への尊重が感じられません!
(「女人天下」の中宗は、敬嬪を送り出す前は大殿に呼び酒を酌み交わしました)
それが昔の国王だといわれればそれまでですが、冷たすぎ!と思ってたので、
禧嬪のこの言葉にじーーーーーん(涙)ときてしまったのです。
禧嬪の言葉にじーんときていたかもしれない粛宗でしたが、
一人の女が夫を慕うのは罪ではありません、
なぜ死ねとおっしゃるのですか、王世子を傷つけないでくださいと禧嬪が言うと、
王世子の話はするな!と冷たく遮ります。
かつて私を愛してくださったことを思えばこんな仕打ちはできないはずです、
百歩譲っても殿下の命令を受け入れられません・・・と泣く禧嬪に、
無礼だ!極悪非道だ!と粛宗。
チェ宦官ですら泣きながら及び腰で粛宗の命を受けていますよ~
王世子を殺さねば近づくことは許さぬ!と禧嬪がわめきだすと、
粛宗は、手足を縛ってでも毒薬を飲ませろ!と言い渡し、
戸をはずして禧嬪を押さえつけろ!口をこじ開けて薬を飲ませろ!と
とっても具体的な指示までなさいます。
殿下だけをお慕いしました、私の不忠をお許し下さい、
私たちの王世子にあいとうございます・・・。
毒薬を飲まされた禧嬪が、死を前にうつろな目でつぶやきました。
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チャンヒビン、最終3話は話がどんどん変わってまるで
ハリウッド大作サスペンスのようなスピード展開(いいすぎ
?)で、はらはらしてみました。ヒビンも粛宗も行動があまり
読めないタイプだけに・・ことも大掛かりになってますし。
>家庭内暴力シーンのようにふっとばし、
>自分を生かしているのは臣下の心を探っているからだ
ものすごい怒号だけでなく、その暴力もすごかったですね!
ムスリ出身のチェ氏でもあんなに力が有るか・・
火事場のくそ力とさすがオクチョンのバイタリティ?
最後、粛宗の部下操作について言っているのが、それっぽ
い(私もそう思う、そこに後宮を利用しているのでは?なん
て思いましたー)。
>民と一緒に反乱でも起こさないかとチェ氏が心配
>これはいささか刺激的なできごとだったようですね。
>助かると思った禧嬪は急に態度をでかくしてます。
王命が出ているのに形勢が二転三転し、しかも通訳官
たちの動きもかかわり「民の反乱が起きるかも?」なんて
ほかのドラマに少なくてドキドキしてしまいましたよ!
そこですぐ態度特大になるヒビンも前向きすぎですが(笑)。
>淑嬪チェ氏は“しぶとい奴らだ”と本音をチラリ♪
でましたね、本音^^これくらいのほうが面白いです!
ぶりっ子チェ氏はもういいです(ってほぼ最終回だけど)。
>粛宗は、自分が毒薬を飲ませる!とみずから就善堂へ。
>刑を命令する前に、別れを惜しむシーンもまるでなし。
>基本的に女性への尊重が感じられません!
王自ら飲ませるということで「ひええ」と思い、でも説得する
のかしらと思ったら怒鳴りつけて一方的に怒り、あの仕打ち。
私も粛宗に苛立ちを感じられずにはいられません!政治的
理由とか、粛宗の不義理だってあるじゃん!みたいな・・
このときでも粛宗には殊勝なヒビンが切なかったです。
>チェ宦官ですら泣きながら及び腰で粛宗の命を受けて
>戸をはずして禧嬪を押さえつけろ!
>口をこじ開けて薬を飲ませろ!と
>とっても具体的な指示までなさいます。
私も思いましたー
そういう具体的刑罰(?)方法はてっきりネグミやネシ、尚書
らのテリトリーかと思いきや、さすが王様、こういったシーンを
お見かけしたことがあるのでしょうか。
戸で押さえつけたのにも驚きましたし(はじめて見た)、口を
開けさせるのに鼻をつまむのでなく棒をつっこむ(!)という
痛ましい方法を見たのも初めてで驚きました。
王妃の喪のための白装束が、ヒビンの立場の皮肉さをあらわ
していて、何だか複雑でした。また、ヒビンの死で最終回とお
もったら、まだ1話あって意外でした^^