イサン第1話「三人の約束」
ときは1762年、李氏朝鮮21代王・英祖(ヨンジョ)の米びつ事件が描かれます。
乱行が目立った上に父王に謀反を疑われて廃位された思悼世子(サドセジャ)が
時敏(シミン)堂の米びつに閉じ込められてから6日が経っていました。
世子をあわれに思う内侍ネソンまで斬られ、世子の命も尽きようとしています。
世子につく少論(ソロン)派と敵対する老論(ノロン)派が激しく争っており、
世子を陥れようとする老論派の企みで英祖と世子の仲が悪化した末の悲劇でした。
ちなみに英祖は身分の低い下女(ムスリ)出身の側室・淑嬪チェ氏の息子。
「チャン・ヒビン(張禧嬪)」などには幼少時代が登場します。(系図は
こちら)
水も与えられない父・思悼世子を案じた世孫(王の孫)イ・サン(後の正祖)は
見習い内侍に変装して夜の宮中をこっそり歩いていて同年代の二人と友達に♪
その二人とは、見習い女官のソン・ソンヨンと内侍見習いのパク・テスでした。
父が絵師だったソンヨンは、両親を亡くして弟ウクを養子に出されて宮中に。
テスは宮中に入ったものの「ブツを切りたくない!」と逃亡企て中の身でした。
時敏堂に辿りついた幼い息子イ・サンに、思悼世子がこう話しました。
「必ず聖君になれ、王様を恨むな、飾り箱に仕舞った絵を王様に見せろ・・・」。
その頃、貞純(チョンスン)王后の懇願に心を動かされたのか、英祖が時敏堂へ。
(貞純王后は英祖の継妃で、世子は側室・映嬪の子なので実母ではありません)
イ・サンが残したお餅を見つけた英祖は、世子と通じる者の徹底捜査を命じます。
飾り箱を探りたいイ・サンは東宮殿に入りたいと祖父の英祖に願うも却下され、
父(世子)を米びつに閉じ込めたまま町へ巡察に出かけるという英祖を非難。
イ・サンは「しばらく母親(嬪宮ホン氏)の実家で過ごせ」と命じられました。
捜査が始まり、テスが捕まりますが、ソンヨンと一緒だったことは隠し通します。
しかしソンヨンが先輩宮女から犯人だと目星をつけられて、連行されそうに。
ところがそこへ現れたのが、人生で初めてできた友達を助けたいイ・サン。
イ・サンの着ている立派な服を見て、ソンヨンは彼の本当の身分を知るのでした。
私が「やっぱりチャングムに近い」と言って
ちょっとだけ「え~…?」という感じだったので、見るのをやめるかと…。
(勝手に決めるな)
私は衛星劇場で、既に字幕で見てそれに慣れてしまっていたので、
いざ吹き替えを見て「うわ~!字幕で見たい!!」と感じてしまいました(^_^;A
今までの私は字幕であろうと吹き替えであろうと気にしなかったのですが…。
こだわっている人の気持ちがわかりました(汗)
いや、それでもこれから吹き替えも見ていくつもりですけど。
>子役パク・テス
この子、気付きましたか?
「女人天下」の子役世子ですね。
私も気付かなかったのですが、
たまたま「イ・サン」の出演陣を調べていて知りました(笑)
大きくなったなぁ…(しみじみ)
私は最後まで続くこの三人の友情が好きです。
まぁ、サンとソンヨンは恋に発展してしまいますが…。
テスもソンヨンが好きなのに、嫉妬せずに
ずっと王(サン)とソンヨンを守って行きます。
何だかテスって、「王と私」のチョソンに似てる…。
「チャングム」に似てはいますが、あれ以上にハラハラ感は抜群で、
(「チャングム」も十分ハラハラ感抜群だけど)
陰謀なんかもたくさん飛び交います。
私はこのハラハラ抜群すぎるのがどうも駄目で、
二度目を見ようとは思わなかったはずなのですが…(汗)
あと、「イ・サン」も善と悪、はっきりわかれますが、
このドラマの場合、悪だからとすぐ処断するのではなく、
それはそれなりに利用して良い方向に持っていくという感じでした。
長文、すみません。