チョ・チギョムは、キム・チョソン(内侍府長)の実父を殺したことを認めました。
オ氏(チョソン母)のことは罪悪感からではなく心から慕っていたからと話し、
50年前のことが記された内班院日誌を手渡します。
親の敵を父と慕ってきたのかとチョソンは思い悩み、辞職を決意。
燕山君は、親が逆賊でも関係ない!と引き止め、休暇を与えました。
日誌には書かれたことと別の真意があるとヤン尚薬(尚膳)が言い聞かせても、
チョソンはチギョムを許せず親子の縁を切るのでした。
父が剛健な王なら母は死ななかった!とますます強固な王権に憧れていく燕山君。
朝廷の提言に従って三司を釈放しますが、三司が仕事を放棄したため、
(チョソン休暇中につき)チギョムを呼び、三司の代役を内侍府がやれと命じます。
大殿を出たチギョムは、ハンスの行方を聞くキム・ジャウォンを怒鳴りつけました。
その後、ジャウォンはハンスが記した昔の監察部日誌を燕山君に見せます。
日誌には、内侍府の面々が犯した過去の小さな罪が綴られていました。
ちょうどそこへ内侍府の各部長(内子院仲間)が現れて三司の代わりを断ると、
燕山君は激怒して拷問にかけ、許しを請うヤン尚薬にも厳罰を与えます。
チョソンが宮殿にかけつけると、監察部部長に昇進したジャウォンが行く手を阻み、
邪魔をするなら廃妃との仲をばらしてやると脅迫してきました。
結局各部長たちの処分は降格ですむことになりましたが、
“慎言牌”を首にかける恥ずかしい罰が与えられ、テサリ調査も命じられます。
続いてジャウォンは、睿宗殺しの件を知っているぞ!とチギョムも脅しました。
内子院で休暇を過ごすチョソンに、ケヒャンが身の上話を始めました。
私は全州官庁吏属(下級官吏)の娘でした・・・
赴任してきた守令との約束を信じて想い人と決めたのに捨てられ、
都へ来たら奥様の前で自分を知らぬと言われて、命を絶とうとしたのです・・・と。
ある日、燕山君は、母に毒を運んだイ・セジャに痛烈な嫌味を放ちます。
イ・セジャは震え上がり、燕山君の服に酒をこぼしてしまいました。
王の服に酒をこぼしたのになぜ三司は罪に問わない?と燕山君はまた怒ってます。
次に燕山君は、廃妃にされた理由は流言飛語ばかり!罪を洗い直す!と言い出し、
逮捕令を出されたイ・セジャはみずから命を断ちました。
憤った燕山君は彼を剖棺斬屍(遺体の首を切る)に処し、家族も罰しました。
その処分は亡くなった上党君(ハン・ミョンフェ)にも及びます。
怯えるオム&チョン貴人に、側室は私が守る!とインス大王大妃が宣言。
殺戮をやめてくださいという三司に、今度は燕山君がみずから暴行を加えました。
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>チョソンはチギョムを許せず親子の縁を切るのでした
こんな危険な記録、賄賂名簿よりやばいのではっ!?と驚きました。
でも王の死後、実録を作るため史草はけっこう保管されるみたいですね。
内班院日誌はよくわかりませんが・・。
チギョム、いつも冷静で弁明しますが、こりゃチョソンなら激怒するわー
と思いながら見てました。ヤン尚薬のフォローがナイス!
>内侍府の各部長(内子院仲間)が現れて三司の代わりを断ると
>許しを請うヤン尚薬にも厳罰を与えます
中国でも清朝では宦官の政治参与の弊害(明代まで)を危惧し、
字も読めないよう教育したと聞きますが、朝鮮はどうだったんでしょうね?
内子院で経学の勉強していたから、字は読めるんでしょうね。
記録係もいたし・・。それにしても宦官に政治を任せるのは確かに
イレギュラーすぎます!そしてヤン尚薬は拷問(されているときの)顔が
誰よりも迫力ありまくりです!
>監察部の部長に昇進したジャウォンが行く手を阻み、
>邪魔をするなら廃妃との仲をばらしてやると脅迫してきました
ここで「ええーっ、ジャウォンが監査部長?!」と驚愕した記憶が・・
ヒリャンと違い(って彼が最後どうなるか知らないのですが)、いかにも
燕山君死後に真っ先に断罪されそうなポジション&言動ですよねこの人。
しかもチョソンの勝手な片思い(すいません)なのに適当なこと言うなー
と頭に来たものです。二人の純愛もどきは苦手だけど邪推されているのを
見るのはもっと苦手です・・
>“慎言牌”を首にかける恥ずかしい罰が与えられ
これ、「王の男」で初めて見ましたが、インパクトありますよね。もう精神的虐待。
こんなの思いつくあたりやっぱりこのへんでもう狂ってるのかな燕山君・・・と思います。
>ケヒャンが身の上話を始めました
「王と私」は61話予定が急遽63話に変更されたと放送当時聞きましたが、この人はその
とき挿入されたのではっ?なんて邪推してます。なんだかとってつけたように急にあらわ
れるので。身の上話も、言動もぜんぶ想像できるし・・(時代劇でそれ言ったらおしまいです
が・笑)。
>イ・セジャは震え上がり、燕山君の服に酒をこぼしてしまいました
>逮捕令を出されたイ・セジャは、首を吊って自害します
「妃」では、刑地へ輸送中に賜死させられそうになり、トイレと偽って逃げて野原で
首吊りしてました。事情を知らないときは王様からの酒をこぼすくらい手が震えるって
どんな事態?と思ってたけど、これは縮み上がりますね!
「妃」だとミョンフェと同じく剖棺斬屍になっていたハン・チヒョン(インス大王大妃いとこ)
が、杯が満杯なのに王様からどくどく酒をつがれてぼったぼたこぼしていたのが怖かった
です。チヒョンじいさんはその間、目をつぶって固まってました!
>憤った燕山君は、彼を剖棺斬屍(遺体の首を切る)の刑に処し
>側室は私が守る!とインス大王大妃が宣言します
いよいよ燕山君の見せ場(と、言うのもはばかられますが)ですね!
「妃」でアンジェモが10年前演じた修羅場を、「妃」に端宗として出演したチョンテウがどう
演じるか、楽しみーに見ていました。二人とも童顔だし(?)。
うめ子さまが「妃」をご覧になるときがきましたら、このシーンはオススメです!
インス大王大妃のものすごい迫力と、ウォラママ(チョン貴人役)のおびえた演技が秀逸です♪