嫡庶を問わないと中宗が宣言したのは、元子の世子決定を磐石にするためだった。その意図をいち早く察した王妃(文定王后)は元子支持を貫くが、ナンジョンは福城君を推させようと、王妃にチャン・デインを謁見させる。しかし王妃はチャンを拒絶し、敬嬪と手を結べとしつこくすすめるナンジョンを出入り禁止にした。
王世子の審査を、徳興君(昌嬪の息子)は辞退。福城君と事前に質問が知らされた元子が好成績を修める。福城君派と錦原君(ヒ嬪の息子)派の臣下は、キム・アンロ(希楽堂)と判府事ユン・イムに将来の地位を約束され、元子を承認した。さらに希楽堂は、朝廷の要人の不正が記された置簿冊を商人ペクから入手する。
審査結果に抗議する敬嬪の処分を、中宗が王妃にゆだねる。王子を生む可能性のある王妃が邪魔になった希楽堂と判府事は、王妃を警戒しつつも敬嬪の処分を要請。王妃はそれを敬嬪に伝え、まず希楽堂らと敬嬪を闘わせようとする。
王妃の長兄ウォンロが錦原君を王世子に望む上疏に署名したと知り、中宗が怒る。希楽堂はパク・ヒリャンに命じてチョンニョムを罠にはめ、父チョン・ユンギョムに辞職を迫る。メヒャン母は済州島へ流刑されたパルングンのもとへ向かう。ナンジョンは口のきけないモリンを手下にする。ヌングムはチャンとともに明に旅立った。