燕山12年。暴君・燕山君が反正(クーデター)で王位を剥奪され、異母弟の中宗が即位した。中宗の立場は弱く、政治を牛耳る反正功臣たちは、前王の側近の娘であるのを理由に王妃シン氏を廃位。中宗が頼りにする巴陵君(パルングン)も追放した。
パルングンに逃がされた側室ケヒャンは、倭寇の乱に巻き込まれ、混乱の中で女児を産み落とした後、形見の玉牌とともにタンチュ僧侶に託して絶命。その女児は、僧侶の山寺に滞在した都管チョン・ユンギョムの側妻チャンフン宅が自分の子として育てることになった。彼女は、本妻の命を受けた占い師タンゴルから山で突き落とされて流産した後だった。女児はナンジョンと名づけられ、本妻や子供から苛められ、恨みと野心を抱きながら育ち、妓生になると決意。友人メヒャンの妓生房で働いた後、松都に有名な妓生を訪ねるが会えず、大道芸人のキルサンに危機を救われ、都へ帰る。
宮廷には、功臣の意を受けた側室が送り込まれていた。長男を産んだ敬嬪(キョンビン)パク氏が最も寵愛を得ていたが、新しい王妃には判府事ユン・イムの妹が選ばれる(章敬王后)。王妃は後宮の攻撃を逃れて大君を産むが、すぐに逝去した。
都へ戻ったパルングンは、目をかける学者チョ・グァンジョを中宗に会わせた。真面目で清廉な主張をもつチョは頭角を現していく。一方で、新しい王妃選びについて両是論(ヤンゼロン)を進言したキム・アンロ(=キム・アルロ)(希楽堂)も注目される。
新しい王妃は、大君を守るために亡き王妃と同じ坡平尹(ユン)氏一族から選ぶことになった。ユン・イムは貧しい家門の娘(ユン・ウォンヒョンの妹)を推薦。近くに住むナンジョンは、ユン家の娘を揀擇(カンテク=王妃選び)に送り出す手伝いをする。その後、タンチュ僧侶の山寺に預けられて思春期を過ごし、年頃の娘に成長した。
ひきつけられた記憶が(笑)。
何より「あーああー」のテーマ曲が秀逸ですよね。雷もついてくるし!
しかし端的にまとめるとこれほどの話を、脇役、サイドストーリーであれ
だけ話数を増やした女人天下がすごい(と、思っています・・)。
ナンジョンが表舞台にたつまで約50話ですもんね。幼少時代もけっこう
長かったし。