山寺で過ごしてもナンジョンの煩悩は消えず、家に戻ってからも妓生房に出入りする。しかし王妃(文定王后)の兄ウォンヒョンから見初められると、彼の側妻になって王妃に近づき自分の野心を叶えると決意。ウォンヒョンはナンジョンを側妻にすると約束しながらも、キム・アンロ(希楽堂)の姪にあたるキム氏を正妻に迎えた。
タンチュ僧侶の友人でありナンジョンも幼い頃から知る革靴屋のもとに、チョ・グァンジョが政治を学びに来るようになる。チョは賢良方正科を提案。朝廷ではチョら士林派(学者)の勢いが増しつつあり、功臣たちは危機感を抱いていた。
中宗の三番目の王妃となった王妃は、曲がったことが嫌いな性格で、後宮に厳しい態度で挑む。敬嬪は見せつけに席藁待罪して応戦した。敬嬪はナム・ゴンやシム・ジョン(華川君)と結託して勢力を築き、息子の福城君に世継ぎ教育を行っていた。敬嬪の父の不正や、懐妊した前の王妃に敬嬪が毒入り粥を差し入れたことを王妃に教えられた中宗は、敬嬪が懐妊したと聞いても素直に喜べない。
外戚として振る舞いに注意するよう王妃から言い渡されたにもかかわらず、長兄ウォンロは贈り物を使いこんでいた。次兄ウォンヒョンはナンジョンの提案に従い、お金を米に変えて救済米として民に配り、それを聞き及んだ中宗は王妃をほめる。
キルサンについて幼なじみのヌングムも都へやって来た。キルサンは、命を助けた商人ペクに妓生房に連れて行かれ、ナンジョンと再会する。チョン家(ナンジョン実家)の嫡男チョンニョムは妓生メヒャンに惚れ、チョンニョムの友人パク・ヒリャンはナンジョンにつきまとうが、チョン家の妹オンニョンはヒリャンを想っていた。