公主(姫)を出産した王妃(文定王后)の勢いが弱まり、キム・アンロ(=キム・アルロ)(希楽堂)と判府事ユン・イムは、朝廷の要人の賄賂の記録である置簿冊を武器に王妃追放を画策する。その置簿冊をナンジョンはキルサンに盗ませた。
敬嬪は、自分を処分するよう王妃に進言した希楽堂らとは手を組まず、王妃を支援することで福城君への支持を取り付けようとする。そこで、王妃への忠誠を示すために、商人ペクが左議政ナム・ゴンに渡した置簿冊の筆写本から左議政たちの名前が記されたページだけを破り捨てた後、王妃に差し出した。
メヒャンと恋仲になったイム・ペクリョンが、科挙の勉強のために革靴屋に居候を始める。都管の地位を追われたチョン・ユンギョムは希楽堂らに職を請う。モリンは喋れることを隠してメヒャンの妓生房で働き、ナンジョンのために政局の情報収集をする。明の巨商チャン・デインとヌングムは明から帰国した。
王妃の兄の不正を調査するために、商人ペクとウォンヒョンが尋問される。判府事から人参取引の独占権を提示されたペクは、「王妃の生む大君が王になる可能性をウォンヒョンが口にした」と証言。事件は単なる収賄から逆謀へと発展した。左議政や希楽堂はパク・ヒリャンを使って王妃弾劾の動きを活発化させる。混乱を招きたくない大妃(貞顕王后)はウォンヒョンらの断罪だけで収束させることを望むが、それを到底受け入れられない王妃は大妃の庇護も失って窮地に立たされる。
やがて長兄ウォンロも取り調べに屈し、ついに廃妃の命が下される。王妃が宮殿を出る頃、世子が手にする置簿冊に中宗が気づく。それは、王妃が世子に渡したもので、ウォンヒョンよりはるかに多額の賄賂を朝廷の要人たちが受け取った記録だった。