キム・アンロ(希楽堂)らを追放した黒幕なのか?と尋ねる大妃(貞顕王后)に
王妃(文定王后)は得意の正論風屁理屈をかまして毅然と言い返して否定します。
この件で大妃も王妃もナンジョンを宮殿に呼びますが(いまや重要人物です!)、
そのころナンジョンは敬嬪の命令で動いた司憲府に捕らえられていました。
ただし正式な出動ではないので宮殿ではなく別のところに幽閉されています。
希楽堂事件の黒幕を追及しようと生意気ナンジョンと向き合った大司憲は、
刑罰を与えても吐く女ではないと判断してそのまま閉じ込めることにしました。
大司憲に賄賂を渡し「ナンジョンが口を割らなければ殺せ」と敬嬪が命令。
けれどもいつもどおりキルサンが参上してナンジョンを脱出させてくれました。
逃げ出したナンジョンは、足を怪我して髪も乱れて哀れな風情じゅうぶん♪
朝っぱらから便殿に押しかけて中宗にオヨヨ泣き芝居を一発ぶちかまします。
“美女”ナンジョンに甘い中宗はすぐさま大司憲を呼んで叱りつけました。
(司憲府は本来そのへんの普通の女を捕まえるために動く機関ではありません)
次に中宗は王妃と敬嬪を便殿に呼び、皆の前でナンジョンに演説させます。
ナンジョンは敬嬪が世子と王妃の仲違いと世子の廃位を企んでいると主張し、
偽りがあれば自分で舌と首を切って差し出します!と断言して誓いました。
(自分の手で切るのはともかく、その舌と首は差し出せないと思うんですよね~)
さらに敬嬪が王妃に吐いた暴言を世子から聞いた大妃が怒って乗り込んできます。
一気に分が悪くなった敬嬪は便殿から放り出され、腹立ちまぎれにクムをビンタ!
覚えておれ!と悔しそうに復讐を誓う敬嬪の表情がこれまたステキです。
王妃はこの件に対して広い心(のフリ)をみせ、大妃と中宗を感動させます。
そしてナンジョンの体を張った献身っぷりや子供を女児と偽っていたことなどで
王妃はナンジョンへの信頼を深めナンジョンもますます王妃になつくのでした。
脇役の動きをご紹介。南小門の客主はペクに戻され、ヌングムは明へ発ちます。
学者イム・ペクリョンはメヒャンのことで頭がいっぱいで勉強に身が入りません。
流刑地の希楽堂は朝廷のようすを聞き、巻き返しを狙って虎視眈々としています。
(判義禁府使兼刑曹判書の華川君、大司憲イ・ハン、兵判チャン・ソンスンなど
この頃の朝廷は敬嬪派が占めており真面目なのは礼曹判書ユン・ウンポだけとか)
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