兄チャン・ヒジェから手紙の返事をもらった王妃チャン氏(=オクチョン)は
自分から大殿を訪れ、世子への書物のお礼を言いたいと申し出ますが、
忙しい!今晩は淑媛チェ氏のところへ行くからな!と粛宗はひどい反応です。
さて、現在寵愛を集めるチェ氏は足袋も履かず、みずから臼をひこうとする始末。
水汲みばかりしてたいのにすることがなくて食も進まないと話していますが、
実はつわりでした。どんな夢を見ました?桃?皮のむけたイガグリ?とコ尚宮。
“黄色い竜の夢”とチェ氏が答えると、王になる王子様です!とコ尚宮は歓喜し、
懐妊を隠さねば!天寿を全うするには廃妃様が再入宮するしかない!と訴えます。
手紙を送って2ヶ月たつのに何もしてないの?と兄と東平君を責めるオクチョン。
歌と本の犯人がわかったから安心してくださいと二人が答えます。
そして後日、禁営軍官チェ・サネの義兄ハム・イワンが告発を行いました。
その内容は、ハン・ジュンヒョク(やキム・チュンテクら西人派)が
廃妃ミン氏の復位と大臣の失脚を企んでいるというもので、粛宗は尋問を命じます。
(老論派はミン氏の復位、少論は別宮に移すのを主張していたそうです)
義禁府からの要請に応じて粛宗が死刑執行を認めると、
次は下女や女官(=側室たち)を追い出す番ですねとチョン尚宮は意地悪く笑い、
昔の女官オクチョンの姿に戻って(寵愛を取り戻して)くださいと話しました。
ところがその直後に粛宗は王命を翻し、今回の不自然な尋問にケチをつけ、
南人派ミン・アムらをいっせいに追放しました。(=「甲戌の獄」)
そして、西人少論派のナム・グマンやパク・セチェを重用しはじめ、
今後は老論と少論の政争時代へと突入していきます。
立場が悪くなったオクチョンはミン氏の殺害を兄ヒジェと企んだりしましたが、
粛宗は先だっての告発を行ったハム・イワンを流刑にし、
西人派に対してはハン・ジュンヒョクだけを処罰しチュンテクらは釈放。
さらに、かつて追放した故ソン・シヨル、キム・スフン、チョ・サソク、
キム・スハン、ミン・ジョンジュンらを復官させ、廃妃を別宮に移そうとします。
興奮して抗議へ向かうオクチョンを、母とチョン尚宮が必死に止めるのでした。
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