第24話「上訴文」
皇太子クァンヘ君(光海君)が、処罰を求めて半日以上も座り込んでいます。
臣下とも対峙し続け、疲れ果てた王ソンジョ(宣祖)は譲位を撤回しました。
王になれなかった!と悔しがる単純なユ・ヒブン(皇太子妃ユ氏の兄)に、
それは違う!とケシが大否定。席藁待罪しなければ譲位を待っていたと思われた、
今回の騒動で若い官吏も味方についたと説明します。
ヨンチャン大君(永昌大君)が7歳だったらよかったのに・・・と悔やむソンジョ。
挨拶に来た皇太子に、余が死ねばいいと思ってるんだろ?と薬皿を投げつけ、
皇太子を見ると頭に血が上るから挨拶は受けないことにすると言い出し、
規律に反します!と大臣たちに反対されて三日に一度のペースになりました。
同時にソンジョは謀反を警戒して正殿の警備を強化させ、緊迫状態は解けません。
ホ・ギュンは都から追い出されるように公州牧使として都を発ちました。
チョン・イノンのいる陜川に赴いたイ・イチョムは、
朝廷の混乱と領議政ユ・ヨンギョンのふるまいを伝えて上訴文を書かせます。
ソンジョは自分が描いた墨絵を領議政ユ・ヨンギョンに見せました。
大きく育った枯れかけの竹(=ソンジョ)、若竹(=皇太子)、竹の子(=大君)が
描かれたその絵を見たヨンギョンは“若竹を切らねば竹の子は育たない”と述べ、
それを聞いた単細胞ヒブンが“刺客に殺させよう”と言ってまたケシがピシャリ。
イ・イチョムが持ち帰る上訴文を待ちましょうとケシが説きます。
ところがその上奏文を、ヨンギョン&キム・ジェナムが奪おうとしていました。
ヤン主簿が留守だったため別のならず者に依頼してイチョムを襲わせるも、
すでにイチョムの護衛として雇われていたヤン主簿一味が上訴文を守ります。
イノンの私心のない上訴文はソンジョに衝撃を与え、再び寝込んでしまいました。
崩御後の自分の運命を想像して涙する王妃インモク(仁穆王后)とインビン(仁嬪)。
いたたまれなくなったオム尚宮は二人分のヒ素をもってケシの部屋へ行き、
一緒に死ぬのだ!とケシの胸ぐらにつかみかかりました♪
お付きの女官に助けられたケシは、オム尚宮が残したヒ素に目をつけてます。
ヨンギョンが出した釈明の上訴文をソンジョは支持し、イノンとイチョムを流刑に。
いよいよ戦いが始まる!流刑地への出発日をできるだけ延ばせ!とケシ。
そして、“薬食はのどに詰まるから”と止められても薬食を強く欲するソンジョに
東宮殿からです♪といそいそと薬食を出しました。
喜んで食べたソンジョが苦しみ始め、“薬食が気道を塞いだ”と御医は診断します。
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