第31話「お札売り」
このワシを都から遠い義州の府尹にだと~?とムカつくイ・イチョム。
あなたに建州衛を観察してほしいのでは?とパク・スンジョンが慰めています。
この人事をケシに抗議されたクァンヘ君(光海君)は“考えがあるのだ”と答え、
もと領議政ユン・ヨンギョンの処刑を認めてくれました。
王妃ユ氏らがイチョム追放に動いたのは、大妃(仁穆王后)の意向だったようです。
クァンヘ君はイムヘ君(臨海君)の銘旗に君号と品階も書いてくれたし・・・と
ひと安心している大妃にヨンギョン処刑のしらせが衝撃を与えます。
続いてケシがやってきて、母の家を探す使いが大妃のご実家を買おうとしました、
お許しください~~としらじらしく詫びてさらに大妃をワナワナとさせてます。
王命の毒薬が届くのを察したユ・ヨンギョンは、その前に首を吊って自害。
彼の号はチュノ、参奉ユ・ウィの息子に生まれ宣祖5年に科挙に合格し、
多くの要職を経て領議政になり、自害した後、仁祖の時代に復権されたそうです。
クァンヘ君は、歴代の王の偉業を記した「龍飛御天歌」や
有名な地理書「新増東国輿地勝覧」の編纂を命じるなど、善政を行っているよう。
しかし財政難をよそに、幼い皇太子の結婚に備えて昌徳宮の修繕を望みます。
ケシはキム・ジェナムの立派な隣家に住む母にしばしば会いに行っていました。
その目的は“集金”。酒場のメホンに導師のふりをさせお札を売っていたのです。
訴訟の対象者に札を買わせ、札を買った人を訴訟に勝たせているのでした。
この噂を知った大妃に忠告されたクァンヘ君は、誰かの差し金だろ!と激怒。
すぐさまケシを問い詰めると、事実です♪としゃーしゃーと答えられ、
修繕費のためにやってることですと500両を差し出されました。
王様は知らないふりをしてくださいね♪と指示され、もう何も言えません。
集金行為はエスカレートし、官職の売買を堂々と行うようになり、
“悪役のイチョムが必要”というケシの主張にクァンヘ君はうなずくのでした。
内侍になったウォンピョはケシの姿を遠くからボォーーーーッと見つめ、
女官に恋していると勘違いされた上官からブツの去勢チェックをされてます。
次はケシとの思い出の花靴を抱きしめて恍惚状態。棒打ちの刑を与えられても、
その最中に幼いケシを思い出す立派なヘンタイっぷりを発揮中です。
皇太子(光海君息子)はヨンチャン大君(大妃息子の永昌大君)と仲睦まじいようで、
ケシはヨンチャンをおぶる皇太子を叱り、仲良くするなと言い聞かせました。
そして大妃の娘チョンミョン姫(公主)が初登場!(なんとあなたは
シムトゥン!)
修繕のために民は過酷な労働を科され、王妃ユ氏はケシの集金行為に憤りますが、
クァンヘ君は見てみぬふりをしているだけと兄ユ・ヒブンに教えられます。
昌徳宮へのクァンヘ君の思いは強く、反対の上訴を出したユ・グンは流刑に。
反対に、裏で朝廷を操るケシの実家には賄賂を持参する人が行列をなしており、
お札を買わないと祟りがあるわよと隣家のキム・ジェナムを脅しています。
そんな折、義州からイ・イチョムが帰還しました。
チョンミョン公主が女人天下シムトゥンなんて全然気づきませんでした。シムトゥンファン(マニアック…)な私は気になります(笑)
そして前言撤回、ウォンピョとキルサンは似たポジションだと思いましたが、ヘンタイぷりがすごいウォンピョとはキルサンは違いますね(泣)