第49話「拡大する反対勢力」
この回、クァンヘ君(光海君)の側室ヤン氏が初登場~。
ケシに賄賂を差し出し、おわたりさせてほしいと頼み込んでいます。
明軍と合流した朝鮮軍は、多数の将軍を含む6千の兵を初戦で一気に失いました。
朝廷では都元帥カン・ホンリプの更迭論が浮上し、クァンヘ君が反対します。
残りの兵を守りたいカン・ホンリプは、ヌルハチの息子キユンゲ(敵)に投降。
そのしらせは朝廷はもちろんケシすらも驚愕させます。
当然クァンヘ君はカンをかばいまくり、後金を明と対等に認める発言を重ねます。
この頃クァンヘ君は思い通りに政治を行っていましたが、
シン・ギョンジン(壬辰倭乱で殉死したシン・リブ将軍の息子)と
キム・ユ(シン・リブと同じ戦場で死んだキム・ヨムル将軍の息子)が
ホ・ジョクの紹介で対面して結束を固めるなど反対勢力も着々と育っていました。
一方イム・スギョンはチョン・イク(ホ・ギュンやパク・チウイの仲間)から
革命決行の日が決まるまで声をかけないでくれと言われています。
ウォンピョもチョン・イクらの仲間に加わっていますよ。
イ・グィは娘にケシへの賄賂を持たせて黄海道の役人になろうとしています。
7千の朝鮮軍を抑留していた後金が5人の軍官を解放して国書を持たせてきます。
それには、明に強要されて派兵した件は問題にしないが、
今から後金と和睦を結ぶか返書を送れと礼節を尽くして書かれていました。
女真族の分際で!と大臣らは怒りまくり、クァンヘ君と真っ向から対立。
あくまでも明に従いたいイ・イチョムは上訴を出して王に反対の意を示します。
どのみち返書はしなくてはならないから王の名でなく平安監司の名で送りましょう!
とパク・チャホン(皇太子妃の父)が妥協策を提案。
平安監司パク・ヒョプ名の返書を満浦僉使(マンポチョンサ)が持参しました。
西宮(慶運宮)では、王は朝鮮を売ったも同然・・・と大妃(仁穆王后)が非難。
チョンミョン姫(貞明公主)が倒れてもケシに意地悪そうに笑われるだけ。
医官を派遣してもらえないので大妃は自分の指を切って出した血を飲ませますが、
その甲斐もなく姫は亡くなり、大妃は娘を西宮に埋葬するのでした。
後金の皇帝ヌルハチは朝鮮側の対応に怒り、兵士らの命は風前の灯火でした。
北方の事情を朝廷は全くわかってない!と怒るカン・ホンリプ。
部下キム・ギョンソが、脱走兵に密書文を託して王に届けましょうと提案します。
それを読んだクァンヘ君は、再び届いた後金からの和睦の申し入れに応じようとし、
大臣たちはそろって大反対。王がカンの密書を見せても大臣らは反対し続けます。
王妃ユ氏(この回やけに化粧が薄い)は、王に従わない兄ユ・ヒブンを怒ります。
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