第48話「派兵決定」
武官を選ぶ科挙が終わると、もう明を待たせられない・・・とクァンヘ君(光海君)。
パク・スンジョンを右議政兼都体察使につかせて出兵準備を進めさせます。
都元帥カン・ホンリプは刑曹参判を兼任することになりました。
壬辰倭乱で明が派兵してくれた半分にあたる5万の兵を送るべき!とユ・ヒブン。
現実を知るパク・チャホンは「1万」、ホンリプは「1万3千なら」と回答し、
1万3千の農民兵を送ることになりました。王はカンと独対してはなむけの酒を飲み、
(憶測が飛び交い影響が大きいので独対は禁止とされていたそう)
もし後金が明を倒すと後で後金に報復されるから国境(鴨緑江)を越えるなと命令。
兵に必要な訓練をするため&寒さに弱い兵を越冬させるためとその言い訳を教え、
“できるだけ戦いを避けてそれが無理なら有利な側につけ”と密旨を下しました。
苦悩を酒で紛らす王に、ケシがすかさず薬を差し出して気遣うのでした。
王は明に助けてもらった恩も忘れて後金の味方をしている、
兄を殺して母も見捨てた王だから仕方ない・・・と大妃(仁穆王后)が話すのを、
西宮(慶運宮)のスパイ女官チョンボクがケシに報告しました。
怒ったケシ(の女官ウムドク)は大妃の寝室の前に炭火を置いて殺せと命じます。
スパイ行為に気づいたオム尚宮は、柿の木の下に埋めてやる!と穴を掘って脅し、
チョンボクはケシの命令をすべて暴露すると首を吊ってしまいました。
朝鮮軍がいまだ平壌で訓練していることやカン・ホンリプの身分の低さなどに
明がイチャモンをつけてきます。するとクァンヘ君はカンを知中枢府事に昇進させ、
(戦を回避するため)昌城で冬を越えた後に兵を進ませろと命じました。
光海11年(1619年)、食料不足の哀れな西宮では穀物を育てて自給自足化中。
明軍は巻き返しつつあり、朝鮮軍もついに鴨緑江を越えて明軍と合流することに。
クァンヘ君は兵士たちと朝鮮の多難な前途を思い描き、悪夢にうなされるのでした。
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