第30話「自殺」
自害してほしいから妙薬(賜薬)でなくヒ素を持ってきた、
上訴を却下し苦悩するクァンヘ君(光海君)のことを考えてください・・・と
江華縣監イ・ジクがイムヘ君(臨海君)に頭を下げました。
やがて届いたイムヘ君自害の報に、大妃(仁穆王后)もインビン(仁嬪)も震えます。
兄イムヘ君に感謝しつつ、ホ・ジュンの「東医宝鑑」編纂を急がせた後、
ケシの部屋でご機嫌♪だったクァンヘ君は大妃に怒鳴り込まれて大びっくり!です。
この件はイ・イチョムの策略でしたが、都ではケシも関わっていると噂されます。
ソ・ヤンガプはホ・ギュンに、連中を一掃し(差別のない)新しい国を!と訴え、
イ・イチョムと手を切ったほうがよいと忠告しています。
イムヘ君を殺したのはイチョムでしょ?と王妃ユ氏に聞かれたケシは、
クァンヘ君を王位につけた功臣(含自分)を信じろと平然と答えます。
兄の死に憤るクァンヘ君は江華のようすを戸曹参判ユ・ヒブンに極秘調査させるも、
ヒブンはイチョムに責められ、“イムヘ君の自害は明白”と嘘の報告をしました。
イチョムにもすらすらと言い訳され、クァンヘ君は脱力して調査を打ち切ります。
ついでにユ・ヨンギョン(流刑中)も殺しましょ♪と盛り上がるイチョムとケシ。
母をキム・ジェナム(大妃父)の家に住ませた~い♪とケシはさらに悪乗りし、
その売買話を持ってきたヤン主簿にジェナムは怒り狂ってます。
しかしそれはケシのおちょくりにすぎず、本当に欲しいのはジェナムの隣の家。
没落両班の家なぞいらない!母の贅沢ぶりを彼らに見せつけたい!のだそうです。
去勢したウォンピョはイチョムのツテで内侍になりました。
“ケシに知られずに内密に護衛しろ”と命じられましたが、無理っぽいですね・・・
さて朝廷は荒れ模様です。兄に手厚い葬儀を行いたいクァンヘ君に、
王子といっても罪を犯しているのですから・・・と大臣たちが反対します。
そしてカン・ホンリプは漢城府尹(ソウル副市長)に、
王妃ユ氏の兄であるユ・ヒブンは大司諫に昇進しています。
ここらで一気に、王妃・ヒブンVSイチョム・ケシという構図になったようで、
王の権威を守るためにイ・イチョムと姻戚の兵判パク・スンジョンを蹴落とせと
王妃がヒブンに指示し、結局スンジョンは辞職を申し出ました。
次はチョン・イノンがイムヘ君殺害の疑いでイチョムを弾劾する上訴を提出。
右賛成の座を拒否するイノンのほうを処分すべき!とケシがクァンヘ君に訴えると、
“王はキム尚宮のいいなり、イチョムは影の王”でいいんですか?と王妃。
結局、北の果てにある義州に流されることになったのは、イチョムでした。
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