第17話「至密尚宮に」
呪い人形にちなんでオム尚宮が過去の
“灼鼠の変”のことを教えていますが、
この事件を王妃インモク(仁穆王后)は知らないという設定のようですね。
このことは公にしないという王妃に、キム尚宮(ケシ)が怪しいと言うオム尚宮。
中宮殿に忍ばせたスパイ女官ヨオクがさっそくそれをケシに伝えました。
ケシは東宮殿へ行くと、ユ・ヒブン(皇太子妃ユ氏の兄)を呼び、
あーたの仕業よね?皇太子側が疑われるじゃない!ばっかじゃないの?(超訳)
と責めまくり、ヒブンは次に予定していた“幽霊騒ぎ”を中止しました。
ある日、王妃母ノ氏と世話役だったチンモが中宮殿を訪れました。
そこへ、また昼間っから王ソンジョ(宣祖)がやってきて上機嫌で義母に挨拶。
インビン(仁嬪)は相手にされなくなった側室の悲しさをかみしめています。
“ただの郡守”イ・グィが大司憲チョン・イノンの偏狭さを弾劾しました。
イノンは強く辞職を申し出つつ、朝廷が分裂している現状をソンジョに直訴。
ソンジョはイノンの辞職を許すかわりに龍驤衛(ヨンヤンウィ)の職を与えます。
今は“潜竜”の時期ですからとイ・イチョムは辞職して表舞台を一旦去ることに。
そのイチョムの右腕としてクァチョン宅(イチョム妻キム氏の姪)が活躍中です。
引退したイチョムの家を官職についていないホ・ギュンが訪れて打ち合わせ。
ホ・ギュンは、黄海道の都事だったときは漢陽の妓生を役所に入れて弾劾され、
遂安の郡守のときは民から恨まれていた豪族を鞭打ちで死なせ罷免され、
三陟では府使を務めたときに仏像を飾って罷免された過去を持っているそうです。
ホ・ギュンは庶子差別をなくしたいという理想のために皇太子を推しており、
イチョムとその理由は違うものの二人はしっかりと協力体制を築いているのでした。
中宮殿から寝所に戻るソンジョは、夜の庭で女官が祈りをささげているのを目撃。
女官の正体はケシで、王妃と生まれてくる王子のために祈っていたと説明します。
私心のなさを評価したのか、ソンジョはケシを至密(チミル)尚宮に命じました。
ケシを非難するユ氏とケシの作戦を評価する皇太子は言い争っていると、
ケシからの手紙が届き、二人は中宮殿へ挨拶に行き王妃を感動させます。
生まれてくる王子を狭い行宮で迎えるのは気が進まない・・・とこぼすソンジョに、
宮殿再建は無理でも修理は?とさっそくケシが提案して大ボメされてますけど、
そんなすごい提案でしょうか?誰でも考え付くことですよね??
インビンの三男チョンウォン君(定遠君)はいまだ手篭めにする女を誘拐しており、
誘拐現場を目撃したカン・ホンリプは厳しく責めています。
その夜、王妃は産気づき、産室庁ではなく中宮殿で出産が始まりました。