第16話「皇太子承認ならず」
明に承認されなかった皇太子クァンヘ君(光海君)は、一人になりたい!と荒れ、
そんな皇太子にケシは左の眉だけをピクリと上げた表情で(この顔スゴイ)、
私たちは同じ舟に乗っていますから・・・と言い東宮殿を出て行きました。
こうなったら王妃に王子を産んでもらおう!といきりたつ王妃父キム・ジェナム。
側室インビン(仁嬪)は王妃インモク(仁穆王后=ウナ)に薬を差し入れたりと
甲斐甲斐しく世話をしていますが、何か魂胆でもあるんでしょうかね?
ウォンピョは寺から出て町へ戻るのも拒み、山寺にいました。
訪れたホ・ギュンはムブル和尚の死にショックを受け、仏様に手を合わせます。
ホ・ギュンは儒教と仏教を自由に信奉する自由人だったそうです。
王ソンジョ(宣祖)が大司憲に選んだのは、田舎に引っ込んでいたチョン・イノン。
ホ・ギュンやイ・イチョムらは、“68歳の頑固者”だの“融通がきかない”だの評し、
チョン・イノンの就任をまったく快く思っていません。
このチョン・イノンという人は、陜川の生まれで号はネアム、
壬辰倭乱で兵長として倭兵を撃退した一方、嶺南地方では儒者の巨頭でした。
ソンジョは彼に“最高の辞令”を出し、大司憲の職を受けて都へ来てと請うたとか。
落ち込む皇太子妃ユ氏を気遣いにきたユ・ヒブン(ユ氏兄)に、
ソンジョが“長男”誕生を楽しみにしている以上、皇太子の命も危ないかも、
妹を心配する前に仲間を集めときなさいよとケシは長々と説教をたれます。
それを部屋の外で聞いた皇太子は不機嫌になりケシを追い出しちゃいます。
後で謝ろうと思いケシを呼んでも、“熱が出た”と仮病を使われて拒否られ、
皇太子もケシも互いにムカつきながら眠れぬ夜を過ごしています。
部屋を抜け出した庭で遭遇し、真夜中に抱き合って女官に目撃されちゃいました。
翌朝、機嫌をなおしたケシは中宮殿へ行きお茶を飲みながら王妃の腹を探り、
オム尚宮にもインビンにも思いっきり警戒されています。
イ・イチョムの妻キム氏は、自分の姪(果川=クァチョンの姪)を
長通坊に住むハクチョンという有名な占い師のもとへ行かせていました。
この売れっ子占い師、王妃の実家には“王子が生まれる”と占い、
イチョム妻の姪には“天が避けても女”と占ってしました。
情報通ヤン主簿はそれをユ・ヒブンに伝え、女児誕生よりも流産させろと助言。
中宮殿では、小刀を突き刺した呪い人形が見つかりました。
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私もヨンエさんの眉演技には驚きました。顔芸レベルの歪めかた!