第37話「悩めるクァンヘ」
パク・チウイが射った矢で、ケシの母カン氏があっさり死んでしまいました。
きっと私と間違えられたのです!とケシはクァンヘ君(光海君)に泣きつき、
自分の側近を狙う者がいると悟ったクァンヘ君はすぐさま重臣たちを集め、
キム・ジェナムの死罪とヨンチャン大君の宮殿追放をきりりとした口調で宣告。
ジェナムは北に向かって四拝して大妃の身を案じながら賜薬を飲みました。
ウォンピョが内侍になったのを知らないまま母の葬儀で再会したケシは、
今の私なら何でも叶えられる、武官にもなれる・・・と持ちかけますが、
興味がないと答えてウォンピョは去って行きました。
19歳で国母となり25歳で夫に先立たれ30歳で父を亡くした大妃(仁穆王后)。
礼曹からの訃告がなく喪服を着ることができず、大臣たちの意見が割れます。
“母と子の天倫”を突かれたクァンヘ君は半ばキレ気味に喪服の着用を許可し、
この件でパク・スンジョンとイ・イチョムはちょっぴり言い争います。
そこへ、イ・アンジンら儒生が大君処刑を求める上訴を提出。
強硬派のイチョムについていけなくなったパク・スンジョンが
領議政イ・ドッキョンとともに辞任を願い出るも、クァンヘ君は認めません。
朝廷内の公論が高まれば御意も曲がるとカン・ホンリプに話すイ・イチョム。
ヨンチャン大君もいずれ死ぬことになるでしょうな~と平然と言ってのけます。
民の子育てと王室は違う!と主張するイチョムは、悪役を背負いきっていますね。
ケシのほうも得意の酒膳を用意してクァンヘ君に大君の存在の怖さを警告しまくり、
ヨンチャン大君を宮殿外に出させる決意をさせました。
癸丑(ケチュク)年7月20日、ケシの命で体格のよい10人の医女が集められました。
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