キム・ジョンソの側室だったチンニョに敵討ちをたきつけられたイ・ジンオクが、
咸吉道の兵を動かし、女真族の協力も得て、大金皇帝と名乗って反乱を起こします。
反乱のしらせが届いた朝廷に、領議政である首陽(スヤン)大君は不在でした。
席藁待罪(ソッコデジェ)をやめた後、蟄居をつづけ、登庁していないからです。
そこで都承旨チェ・ハンが端宗に報告すると、これまでの強気がふっとんでオロオロ。
首陽大君を呼び、中外兵馬都統使(チュンウェピョンマトトンサ)に任じます。
こうして首陽大君は、国中の兵を統合して指揮監督する大きな権限を得ました。
ある日、首陽大君息子の桃源君の妻ハン氏がハン・ミョンフェの家を訪ねました。
お茶も出せず使用人もいないという粗末な暮らしぶりにハン氏はびっくり。
これまで自分が送った物資が他の者に分け与えられていることも知ります。
ハン氏はハン・ミョンフェ夫人ミン氏の荒れた手をぎゅっと握ると、
自分がはめていた指輪をはずして与え、「これからは私が面倒を見ます・・・」。
首陽大君を王にしなければそのうち地位を奪われてしまうと危惧するハン氏に、
ハン・ミョンフェはその女傑っぷりに内心で感嘆しながら協力を誓いました。
このたび初登場なのが、没落した家門出身の娘(?)らしい、19歳のヒャンイ。
桂陽君夫人の面接に合格し、誰かの側室になるために踊りを仕込まれ中です。
桂陽君夫人はさらにホン・ユンソンに首陽大君夫人ユン氏からの手紙を渡し、
そこに書かれた配下の者たちの面倒を見なさいとのご命令だと伝えました。
もちろんこの手紙は首陽大君夫人ユン氏ではなく嫁ハン氏(桂陽君夫人妹)の企み。
そして首陽大君夫人ユン氏のところには、助けを求める民が泣きついていました。
「安平大君宅に使いで出入りしただけなのに家が没収されそうです!」と。
家を没収したのが義禁府ではなくホン・ユンソンの仕業だとユン氏は知ります。
反乱制圧を首陽大君に任せた端宗は、首陽夫人ユン氏と淑嬪ホン氏と午後のお茶会♪
(国政をするよりも)このほうが気楽だ・・・と思わず本音をもらしています。
出征を控えた首陽大君は、端宗への失言を謝罪するよう譲寧大君に強く頼みました。
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