粛宗のいない隙に宮殿の兵力を掌握した兵曹参判チャン・ムリョル(張武流)が
あとは王妃(仁元王后)の許可をとりつけるだけ♪とニンマリしている頃・・・。
王妃は深夜の宝慶堂にトンイ(同伊)を訪ねて疑問をまるっとぶつけていました。
王妃の座を断ったかと思えば世子の座を奪おうとしたり世子の心をつかんだり
かと思えば延礽君(ヨニングン)を進士の娘と結婚させたり「一体どういうこと?」。
淑嬪(=トンイ)が世子を狙ってます!殿下がいない間に出宮させてください!と
チャン・ムヨルにそそのかされた王妃がトンイに「明日出宮せよ」と命じます。
数日の延期をトンイが頼み、世子も出宮に反対するも、王妃は認めてくれません。
我々が護衛しますと笑うチャン・ムヨルは「なぜ圧迫する?」と責められると、
淑嬪様こそ殿下ととんでもないことを考えてらっしゃるのでは?と切り返します。
しかしトンイは「私のためには兵を動かさず、延礽君のために残せ」と命令。
義禁府都事チャ・チョンス(車天寿)は司憲府執義シム・ウンテク(沈雲澤)に
老論派の重臣が養っている私兵をトンイ護衛のために動かしてくれと頼みました。
粛宗と外出していた内禁衛将ソ・ヨンギ(徐龍基)に急をしらせる手紙が到着。
同じ頃、別の手紙を粛宗も手にしており、ぷるぷると怒りに震えていました。
いよいよ出宮するトンイは、イヒョン宮の近くへ世子が出かけていることから、
ムヨルらが世子を襲いその罪をトンイ一派にかぶせるつもりだと気づきました。
トンイのために道中で待機していたチョンスに「動くな」とトンイがしらせるも
仕掛けられていた火薬がちょうど世子ご一行様が通りすぎるときにドッカーン!
血の気の多い私兵たちがチョンスの制止を聞かずに飛び出していきます・・・
淑嬪たちが世子を襲いました!チョンスを捕らえました!とムヨルが王妃に報告し
延礽君や淑嬪を捕えよという「内旨標信(緊急時の代理王命)」を求めました。
王妃はイ尚宮に都承旨を呼ばせ、ムヨルは延礽君と淑嬪の逮捕を部下に指示。
私の手を取らないのを後悔すると言いましたよね?とエラそうにするムヨルを、
そうだな・・・こんなことは起こらなかったな!とトンイが勝気に迎え撃ちます。
次にムヨルが「淑嬪を捕えよ!」と威勢よく命じると、兵士は微動だにしません。
驚くムヨルの前で、内旨標信を印籠のように手にしたトンイが勝ち誇るのでした。
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