超へったくそな字で書かれた人事の辞令が貼り出されました~。
前話で燕山君を罪人よばわりしてけなした仁粹(インス)大王大妃が、
左議政から領議政に昇進させた燕山君義父のシン・スンソンを呼びつけると、
燕山君が暴走しないようにしっかり補佐しなさいよ!と言い含めます。
燕山君は(本来は読むのが禁じられている)承政院日誌を読もうとしており、
都承旨カン・ギソンが躊躇しシン・スンソンが必死で制止しても聞き入れません。
亡き母が追放された経緯を、むせび泣き、ときには笑いながら読みふける燕山君。
重臣たちが弱りきるだけの中、ユン・ピルサン(晋城大君派)はこの件を超問題視し、
廃位に反対したのはイム・サホンだけ!重臣は一人も生き残れない!と
日誌閲覧事件に甘いシン・スンソンやノ・サシン(宣城君)を責めまくります。
王大妃(安順王后)がすっかり弱って寝込んでいますね。
自分の息子(斉安大君)が王になるはずだったと仁粹大王大妃をチクチク責め、
殿下は私にとっても孫同然だから願い(墓の件)を叶えてあげてと懇願します。
もちろん仁粹大王大妃はムカつきまくり、フン!と部屋を出て行きました。
ユン氏を支持したせいで長らく冷遇されていたイム・サホンは
自分の息子を先王の娘と結婚させつつ一発大逆転する機会をうかがってきたそう。
そんな大きな野心を抱く彼はいよいよその時期が来たと判断したのか、
祖母シン氏を燕山君と会わせるかどうかをユ・ジャグァン(武霊君)と相談します。
キム・チョソン内官に母のお墓のようすをチェックしに行かせた燕山君は、
亡父と共に何度も通った健元陵(コノンヌン=太祖の墓)の近くにお墓があり
しかもそのお墓が粗末で荒れ果てていると知って涙をこらえきれません。
ついにお墓の移転を決意し、「反対する者は斬る!」と命令を下しました。
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