王妃(神徳王后)からの催促を受けたイ・バンウォン(靖安大君)夫人ミン氏は、
そんなにアタシに会いたいなら行ってやるわよフン!と宮殿へ乗り込むと、
義妹にあたる世子妃ユ氏にもきちんと挨拶して王妃の美しさを褒め称えました。
同席していたチョン・ドジョン夫人チェ氏が、嫁姑の仲のよさに感心します。
世子バンソク(宜安大君)はマザコンでシスコンらしく、世子妃ユ氏には無関心。
夫に相手にされず一人さびしく十五夜の空を見上げる世子妃ユ氏にせがまれ、
内官イ・マンが退屈を紛らわせるために昔話や身の上話を披露してやります。
お礼に簪を賜り恐縮しまくる内官の手を握り、怪しく見つめる世子妃ユ氏でした。
建国に貢献したのは夫なのにあのメギツネ(=王妃)が世子の座を横取りした!と
ミン氏が父ミン・ジェの前で憤慨している頃、夫バンウォンは配下と狩へお出かけ。
「適当にほめとけ」とチョン・ドジョンに役職を与えられた“元ごろつき”一同は
親分バンウォンが世子になれず開国功臣にも封じられなかったので憤っています。
その夜、バンウォンが酔っ払って妓生房に行くと、チョン・ドジョンに遭遇。
チョン・ドジョンを昔のように「アジョシ(おじさん)」と嫌味を込めて呼びます。
明日は狩に行くけど人間を狩るのだ・・・と話していた太祖(イ・ソンゲ)が、
門下右侍中チョ・ジュンを伴って果川(クァチョン)方面へと赴きました。
世を捨てて山奥で暮らすチョ・ジュンの弟チョ・ユンをスカウトするためでした。
私には仕える王はいない!とチョ・ユンは久しぶりに会った兄を冷たく突き放し、
民のために私を助けてくれ・・・と出仕を頼む太祖を指差して「イ殿」呼ばわり。
その無礼さに怒ったトゥン・ドゥランが思わず剣を抜き、太祖が諌めるのでした。
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