さっそくキム尚宮が厳しく調べられますが、しょせん彼女も使いっぱしり。
世子妃密通発覚事件とパク内官行方不明事件の詳細までは知りませんでした。
しかしイ・バンウォン(靖安大君)配下イ・ブやコ・ヨらにも聞き取りがおよび、
自分たちに追及の手が迫るのをバンウォンと夫人ミン氏はひしひしと感じます。
宮殿にやってきたエラそうな態度の明の使臣を、太祖みずから出迎えています。
この前のワン氏抹殺事件ってどうなのさ~?と使臣はネチネチと責めた後、
世子を明に入朝させて説明して!世子承認もできてちょうどいいね!と要求。
明の横暴はすさまじく、内政干渉を繰り返し、使臣は女や馬を持ち帰っており、
チョン・ドジョンはこのような外交をくつがえすべく遼東征伐を志したそうです。
ちょうどこの頃、イ・ゴイ(王室の姻戚)がバンウォン宅に出入りしたり、
バンウォンが漁師のふりをした私兵を育てていると知ったチョン・ドジョンは、
バンウォンを弾劾する上書をあえて表沙汰にさせずに都堂でキープすることにし、
世子のかわりにバンウォンを明に行かせましょう♪と王妃(神徳王后)に提案。
密通事件の黒幕であるバンウォンをとことん断罪したいと考えている王妃に、
何をするかわからないから追い詰めすぎてはなりません・・・と助言しました。
ってことで、パク内官を始末したバンウォン宅のチョン執事が捕えられました。
捜査の手がいよいよ王族イ家にも・・・と“詰んで”きた状態のバンウォン。
そんなバンウォンをチョン・ドジョンが呼び「明へ行ってくれ」と切り出します。
それは王妃の意向か?と確認したバンウォンは、承諾してさっさと帰りました。
(とはいえ、すっごい音を立てて戸を開けて怒りをぶつけまくってましたが)
もちろんこれは、公に弾劾されるのを防ぐためチョン・ドジョンと交わした取引。
仕方なく引き受けたバンウォンなので、明にはまったく行きたくないようです。
さすがのバンウォンも夫人ミン氏の前でかわいらしく(?)涙をこぼすのでした。
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