息子に矢を放った太上王・太祖の暴挙に、歓迎門に揃った全員が固まりまくり。
天命はどうにもならんようだなと太祖は高笑いし、太宗に王印を渡しました。
さらに宴の席で太宗のことを「名実ともに王」と認め、酒を注いでと頼みます。
が、太祖が袖の中に何かを隠しているのに気づいたハ・リュンが「待った~!」。
法度に従ってノ内官が杯を差し出すと、太祖が鉄槌を振り回して膳をガシャーン!
悔しさをひとしきりぶつけると、これも天の思し召しなのか・・・と諦めました。
こうしてやっとこさ王と認めてもらった太宗が、ダダ泣きしながら杯を受けます。
これらのエピソードは、『燃藜室(ヨルリョシル)記述』に記されているとか。
三人の息子たちを連れた王妃(元敬王后)が、改めて太祖にご挨拶しました。
幼い孫に太祖は目を細め「よく教育してくれた・・・」と王妃を労ってくれます。
祖父と父の戦いを間近で見た元子(長男ジェ)は王座を怖がり始めていますが、
そんな思いをよそに元老や官僚は「長男が世子でOKっしょー!」と満場一致。
太宗は、世子の件でさびしい側室に配慮し、孝嬪キム氏(トクシル)を訪ねます。
久っしぶりのおわたりを孝嬪は涙ながらに迎え、欲のなさで太宗を喜ばせました。
一方の善嬪アン氏は「先に私のところに来るべきよっ」とムカついています。
王権を強化する官職制度の改変の考案を指示されていたハ・リュンが宿題を終了。
議政府の権限を縮小する六曹直啓制や、三軍府の解体などを提案しました。
開京の運気が尽きたから漢陽に遷都しては?と無学大師が太宗に助言しました。
太宗は世子の件も遷都の件もすべて太祖に許可を仰いで父の体面を重んじます。
元子を世子に指名する王命を携えた都承旨パク・ソンミョンが、東宮殿へ。
ところが元子が「いやだ、なりたくない」とソッコーで拒否って皆を驚かせます。
母が死んでもいいのねっ!?と最近メイクの濃い王妃が元子に迫るのでした。
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